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第5章 外で裸にされ…

「くう…あ、ふあ…っ！　く、んん…！」

　しかし坂巻の指は的確に知代の内側を責める。膣内に差し込まれた指はピンポイントにいちばん感じるところだけを突いてくる。それもそのはずで知代の反応は分かりやすい。体の反応や漏れ出す声を聞いていれば快感の強さがすぐに分かってしまう。それを隠す駆け引きなど知代はまだ知らない。

　だか坂巻は知代の反応が大きくなるところを指先で探り、そこを重点的に責めた。

「あん、あ…ん、う…んっ！」

　責められ続けるとまたすぐに大きな快感のうねりが頭の中をかき乱してくる。理性を取り戻した今となっては性の快感は受け入れ難く、それに翻弄される自分が腹立たしい。

　じわじわと体が侵食されていく。すでに体力も気力も大きく損なわれている。争い続ける余裕はもはやなくなっていた。

　ならば。

　知代の取れる行動はひとつしかない。

　横向きのままの姿勢を理性を励まして仰向けに変える。視界の下側に自分を見下ろす坂巻の顔。

　本当はこんなことはしたくない。しかしもう、そうするしかない…

　坂巻の視線を痛いほど感じながら、躊躇いながらも知代は足を大きく開く。

　そして「挿れて…」と小さく呟いた。