パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第5章 外で裸にされ…

　その声はあまりに小さかったが権田は聞き逃さなかった。

　昨夜も知代は自ら挿入を懇願した。執拗な電マの刺激に耐えかねてのことだった。シチュエーションとしてはそれに似ている。

　しかし声音が全く違う。

　昨夜は挿入を訴えながらも散々に焦らされ責められ、その中でその夜何度目かの絶頂を迎えた。そこで理性が完全に飛んだらしく肉棒に貫かれた時にはただただ喘ぎ声を漏らしていた。そもそもが挿入をねだる声も快感の隙間にやっと絞り出したかのような必死な声だった。

　しかし今はまだ十分に理性を残している。思わぬ乱入者によって羞恥心までも甦らされている。快感に溺れていない状態の知代が自ら挿入を願うなど、よほどの覚悟のことでだろう。

　少しでも早く。また誰かが来る前に。
　自分がまた快感に負けてしまう前に。

　今知代に取れる最善が足を開いて割れ目を見せびらかし、酒巻を誘い込むこと。

　知代の悲しい決意に権田はさらに股間を熱くした。