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二泊三日の陵辱/浅山知代、十八歳
第6章 最後の凌辱
 知代はフェラチオが出来ない。幼い頃のトラウマと少女らしい潔癖さはそれをすることを頑なに拒ませる。セックスは耐えられてもそれだけはしたくない。しようと思っても吐き気が込み上げてしまって出来ない。

 欲望の化身のような肉棒を自ら口に含むなど、考えただけで胸が悪くなる。漏れ出るカウパー腺液がさらに嫌悪を強くさせる。

 今日まで何度犯されてきてもフェラチオだけは拒み続けてきた。好き勝手体を弄ばれようとも耐えていれば終わる。自分から男に奉仕するなど考えたくもない。

 まして相手は自分を犯し続けてきた男。そんな男を悦ばせるようなことなど死んでもしたくない。

 ぐっと頭が上から押された。醜悪な肉棒はまさに目と鼻の先。性欲に熱せられた強烈な雄の匂い。これを舐めろというのか。手で触れるだけでも嫌だというのに。

 これを口に入れろというのか…

「出来ないのか?」

 上から声が聞こえる。権田はこの状況を楽しんでいる。そうに違いない。

 顔は見えないながらも知代はそう思わざるを得なかった。

 それほどに権田の声は下卑た響きをしていた。
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