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二泊三日の陵辱/浅山知代、十八歳
第1章 陵辱の二泊三日の始まり
 初めは何の画像か分からなかった。写っているのは自分。両手でマニュアルをつまみ上げ修正箇所を指差している。わざわざ写真を送ってくれたのか。

 しかし送ってこられた理由が分からないし、マニュアルを移すだけで済むはずなのに何故顔を含む全身が写っているのか。

 思わず眉をひそめる知代の細い目が次の瞬間大きく見開かれた。驚きのあまり声も出ず身動きも出来ない。

 知代も気が付いた。

 ベッドの上に座る自分の足の付け根。その奥に見えては行けないものがはっきりと見えてしまっていることに。

 え、何で? これ、私…?

「きゃ…!」

 声にならない悲鳴をあげて知代のてからスマホが落ちる。視界の隅で何かが動いた。権田だった。

「浅山さん…」

 緊張のせいか権田の声が硬い。それが知代には怖い。

「…撮ったよ」
「何で…どうして…」
「この写真、誰かに見せちゃってもいい?」
「え…?」

 何のことか、何を言われているのか。知代にはすぐに理解出来なかった。それほどに動揺していた。女の子のいちばん恥ずかしいところ、そこの写真に撮られてしまった。男の人にそこを見られるのは何年ぶりなのか。

「それともネットで公開してみようか」
「こ、公開って…」
「これを、だよ」

 権田がスマホの画面を向けてくる。いちばん恥ずかしいところがアップにされていた。
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