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二泊三日の陵辱/浅山知代、十八歳
第1章 陵辱の二泊三日の始まり
「嫌…っ、だめです、やめて下さい…」

 知代はやっと事態に気が付いた。決して見られては行けないところを見られてしまったばかりか写真にまで撮られてしまったのだと、ようやく強く実感した。

「嫌だよね、そうだよね」

 頷く権田の動きもぎこちない。極度の緊張の中にいた。女性に対してこんな脅迫じみたことなどしたことはない。しかしちよにとっていちばん恥ずかしいところを写真に撮った。これを使えば。その武器は権田の性欲を強く刺激した。

「じゃあ…見せてもらおうか」
「み、見せるって…何をですか?」
「浅山さん…あそこを、だよ」

 びくっと知代の体が震えた。今度は意味を杉に理解出来た。しかし出来たとしても頷ける話ではない。

「無理…無理です」
「じゃあ写真を誰かに送ってしまおうか。それともネットで公開しようか」
「嫌です…お願いですから…」
「じゃあ、どうしたらいいか分かるよね?」

 権田に執拗に迫られ知代は徐々に追い詰められていく。

 見せろと言われても、まだ人生の中で数えるほどしか男に見られたことがない。それを今日会ったばかりの中年男になど見せたくはない。しかし見せないと写真をどうされるか分からない。

「実はね、浅山さん」

 性欲に歪められたものとはいえ権田も勇気を振り絞っている。こんな経験は人生初だ。だからこそやり切らなければならないと思っている。中途半端に終わらせて仕舞えば知代にどんな報復をされるか分からない。
 知代は嫌だ嫌だと首を振ることしか出来ない。どうすればいいかなど考えるまでもなく選択肢はたったひとつしかない。しかし分かってはいても決断は出来ない。

「ずっと見えてたんだよ」
「ずっと…? え?」
「仕事の話をしている間、ずっと見えてた。写真も撮れたし浅山さんの恥ずかしいところはいつでも見られるんだよ」
「見ないで…写真、消して下さい、お願い…」

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