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第6章 最後の凌辱

「何…何するの…お願いだからもう…」
「何って、分かるだろう？」

　足を広げて権田を跨ぐ知代の股間のすぐ真下には、真っ直ぐに上を向いた肉棒。先走りの液で先端を濡らし知代の割れ目に狙いを定めている。亀頭はすでに濡れそぼった割れ目の触れるか触れないかの距離。男の性欲が醸し出す熱が知代の股間に届く。

　その濃厚な気配に知代の体は敏感に反応する。角度的に知代からは見えなかったが肉棒から発せられる濃厚な性欲のせいでどこにあるかが手に取る等にわかってしまう。その割れ目は大きな快感を待ち侘びるかのように僅かながらを開いている。

　割れ目と亀頭の間の僅かな隙間を埋めるには権田が少し腰の位置を直すだけでよかった。すぐに亀頭の先端が少女の恥ずかしい割れ目に触れる。

　一気に押し込みたい衝動を権田は意志の力を総動員して耐えた。知代に自分から咥え込ませる。ぎりぎりまで自分を焦らす。

　バスの座席という狭く、そして性行為を行うのには非常識な空間。そこでの行為は知代にも権田にも最大限の興奮をもたらす。二度と味わえないであろうこの時間を欲望のままあっという間に終わらせてしまってはもったいない。

　時間ぎりぎりまで少女の体を味わい尽くし少女を快楽の中に堕とす。そして自分も過去最高に気持ちのいい射精の瞬間を迎えたい。

　くち、ねちり…

　肉棒の根元に指を添え亀頭の先端を振る。知代の割れ目の擦り付けると湿り気の強いねちっこい音が小さく響く。