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二泊三日の陵辱/浅山知代、十八歳
第1章 陵辱の二泊三日の始まり
「く…うっ、う…」

 その感触が気持ちが悪い。知代にとっては数年ぶりの濃厚な官能的な空気を感じさせる行為。しかし快感の余韻などは全くなくただ恥ずかしく気持ちが悪い。目を閉じ顔を覆っていても権田の視線の圧を感じる。どこを見られているかが分かってしまう。

 そして、そこに加わる指の感触に知代は小さく悲鳴をあげた。

「いや、触らないで…見るだけって…」
「見るだけだよ」

 足の間から聞こえる権田の声にちよは体を小さく震わせる。

「もっと奥まで見るために開いているだけだよ」
「そ、そんなの…そんなの…」

 恥ずかしさと気持ち悪さ。言葉が上手く出てこない。見せるだけなら承諾したがもっとよく見えるようにと触るのは明らかに約束と違う。そう言いたいのだが頭が上手く言葉を紡いでくれない。ほとんど処女同然の知代の思考回路は早くもオーバーヒートしそうになっていた。自分の股間を凝視しているであろう権田を見る勇気すらない。よく見ていなければ権田の行為を止めることも出来はしないだろう。しかし顔を覆う手をどかすことも出来ない。

 いつまでこの時間が続くのか。いつまで見られなければいけないのか。自分から切り出さなければ終わりは永遠に来ないような気がする。なのに頭が働かない。恥ずかしさに耐えるためだけに身体中の全てのエネルギーが使われてしまっているようだ。

 ねちっ。

 どこかから粘っこい湿った音がする。目は開けられない。それでも何をされているかは分かる。権田の指が割れ目を開き、奥から滲み始めた潤いを擦り付けるようにそこを閉じる。

「う…くぅ、そんなふうに、しないで…」

 一揆も絶え絶えに知代が言う。まだ見られているだけ。指でわずかに触れられているだけ。それだけでちよは大きく消耗させられていた。まだ片手で数えられるくらいの、しかも高校時代の同定だった少年と処女だった少女の拙い性経験しか持たない知代にとっては見られるだけでも精神的なダメージが大きい。

「は、はう…う、く…っ」

 喘ぎ声というのには不細工で不器用な声が知代の口から漏れ出す。
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