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二泊三日の陵辱/浅山知代、十八歳
第2章 二人目の陵辱者
ショッピングモールのバックヤード。三階建てのもーの二階にある従業員用の休憩室の隣に広い空き部屋があった。様々な用途で使われるであろう折りたたみ式の長机やパイプ椅子、何かがぎっしり詰まった重い段ボールや折りたたみ式のコンテナなどが壁際に並んでいる。倉庫がわりに使われている部屋だが、空きスペースはまだまだ十分にあった。今回のキャンペーンの備品や粗品の品々もここに置かれている。
どうやら隣の休憩室からはベランダのような外の部分でつながっているらしい。この部屋からも窓に並んでそこに出るためのドアがある。ベランダは喫煙所になっているらしい。知代のいる部屋に窓からも煙草を吸っている従業員の姿が見えた。
知代のような外部の、しかも単発のスタッフにとってはモールの従業員の視線は少し居心地が悪い。通路ですれ違うくらいならともかく知代は一日の大半をこの部屋での作業に費やすことになる。その度に入れ替わり立ち替わりする喫煙所の利用者に中を覗かれるのはちょっと嫌だ。
喫煙所にいる人達には申し訳なく思いつつも、知代は窓のカーテンを閉めた。ベランダに出るドアはガラス張りでそこだけは隠せなかったが出入りの関係上と煙草の煙が入ってこないようにという配慮の結果、ドアのすぐ外には灰皿はない。ドア自体が部屋の隅に設置されていることもあって作業の場所次第では人目を気にする必要はなさそうだ。
ドアの外から見られない位置にテーブルを立て椅子を持ってきて、さらに手の届くところの粗品の入った段ボールを置く。数は多いが頑張ってやるしかない。コンパニオンは三人、ウォーターサーバーの使用者とそうでない人は分けて席を用意し、そこでアンケートを記入してもらう。コンパニオンが使用者側と未使用者側に分かれて一人ずつ対応し、もう一人は休憩。二つのポジションを三人でローテーションしていく。それを業界用語で「2P3(にぽさん)」と言いオーソドックスな休憩シフトだ。それをディレクターである権田が管理しクライアントの坂巻は全体を統括する。
彼らの私物はアンケート会場の隅、粗品を並べたテーブルの下に隠してある。白いテーブルクロスが床まで届き客側から見られることはない。必要な備品も同じくテーブルの下。倉庫部屋が作業場の知代だけは自分の手元に私物を持ち込んでいる。
どうやら隣の休憩室からはベランダのような外の部分でつながっているらしい。この部屋からも窓に並んでそこに出るためのドアがある。ベランダは喫煙所になっているらしい。知代のいる部屋に窓からも煙草を吸っている従業員の姿が見えた。
知代のような外部の、しかも単発のスタッフにとってはモールの従業員の視線は少し居心地が悪い。通路ですれ違うくらいならともかく知代は一日の大半をこの部屋での作業に費やすことになる。その度に入れ替わり立ち替わりする喫煙所の利用者に中を覗かれるのはちょっと嫌だ。
喫煙所にいる人達には申し訳なく思いつつも、知代は窓のカーテンを閉めた。ベランダに出るドアはガラス張りでそこだけは隠せなかったが出入りの関係上と煙草の煙が入ってこないようにという配慮の結果、ドアのすぐ外には灰皿はない。ドア自体が部屋の隅に設置されていることもあって作業の場所次第では人目を気にする必要はなさそうだ。
ドアの外から見られない位置にテーブルを立て椅子を持ってきて、さらに手の届くところの粗品の入った段ボールを置く。数は多いが頑張ってやるしかない。コンパニオンは三人、ウォーターサーバーの使用者とそうでない人は分けて席を用意し、そこでアンケートを記入してもらう。コンパニオンが使用者側と未使用者側に分かれて一人ずつ対応し、もう一人は休憩。二つのポジションを三人でローテーションしていく。それを業界用語で「2P3(にぽさん)」と言いオーソドックスな休憩シフトだ。それをディレクターである権田が管理しクライアントの坂巻は全体を統括する。
彼らの私物はアンケート会場の隅、粗品を並べたテーブルの下に隠してある。白いテーブルクロスが床まで届き客側から見られることはない。必要な備品も同じくテーブルの下。倉庫部屋が作業場の知代だけは自分の手元に私物を持ち込んでいる。

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