パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第2章 二人目の陵辱者

「…これで、ん…っ」

　これでいいか。そう言い終わるより早く坂巻の腕が迫ってきた。遠慮がちな指先が知代の小さな膨らみをつつく。素直な丸みを確かめるように指を滑らせていく。

「は…ん…」

　鼻で息をしながら知代は唇を噛む。もっと大胆に揉まれると思っていた。それが思わぬソフトタッチ。強い刺激に備えていた神経の堤防の隙間をするりと通り抜けてしまう。乳首の周辺を彷徨う指の曖昧な動きに守りのポイントを絞れない。じわじわと侵食されていく。

　つんつんと指先が乳房をつつき、それが少しずつ位置を変えてくる。膨らみの縁から中央へ。敏感な少女の乳首へと少しずつ近寄っていく。

「く…ふ…っ、あ…んん…」

　知代の反応を確かめながら坂巻は指を動かす。

　知代本人に胸だけなら許すと言われても、仕事中にしかも周囲に人の気配が濃厚な作業部屋で触ってもいいものかという迷いがある。坂巻は元来小心者で思い切った行動は苦手だ。しかしそれと同時に触りたいという欲求もまた大きく膨らんでいる。

　大丈夫だ。自分から触っていいと言ったじゃないか。出張のホテルで隣の部屋に聞こえるほど声で喘いでいたような淫乱な少女だ。胸を触られるくらいきっとなんとも思わないはずだ。

　そう自分に言い聞かせ坂巻は欲望に身を任せる。知代が抵抗しないことを確かめ、指を強く押し付ける。薄くしか膨らみのない胸なのに柔らかい温もりの中に沈み込む感覚を指先ではっきりと感じられた。

　坂巻にはロリコンの気があった。知代は十八歳で法律に触れる年齢ではないが実年齢よりも幼く見える。清楚な雰囲気がさらにその印象を強くする。いわゆる「合法ロリ」というカテゴリーで坂巻がよく見るアダルト動画にもそんなジャンルがある。

　しかしその中で見るどんな女優よりも知代の方がよく見える。分かりやすく言えば「美味しそう」に見える。

　それは女優達と違い性行為を商売にしていないせいでもあるし、そもそもの性経験の少なさにも起因している。清楚系と言われる女優はいくらでもいるがそれでも女優である以上性経験は豊富だ。知代のような本物の「清楚」と性行為が出来る機会などなかなかないだろう。