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第2章 二人目の陵辱者

　こんな子があんな声を出すほど淫乱だなんて。

　坂巻は知代に対して勘違いをしたまま胸を触る。小さな胸は彼の好みだった。ブラウスの上から形を確かめるようにゆっくりとじっくりと触る。

　職場で少女を責める背徳感はかつてないほどに坂巻の性欲を昂らせる。
「く…」

　小さく知代が喘ぐ。

　乳首の周辺を這い回る指の感触に知代は体を硬くしながら耐えている。いつ敏感なところを触られるか。その瞬間に備えくっと下唇を噛む。

　急に触られたらきっと声が出てしまう。しかしここはそんな声を出せる場所ではないし、その声を坂巻にも聞かれたくない。

坂巻の左腕に肩を抱かれ体ごと引き寄せられる。体同士の隙間はなくなり知代の小さな胸は男の手のひらにすっぽりと覆われた。

「ふ…ん、う…」

　小さな膨らみの中でぷっくりと膨れた乳首が坂巻の手のひらの中でひしゃげる。こねこねと胸を嬲られる度、ブラウスの内側で乳首が擦れる。

　坂巻の手のひらが徐々に窄まり小さな一点、乳首に集約した。少しでも刺激と遠ざけようとしてかいつの間にか坂巻の腕に知代の手が添えられているが、その健気な努力は何の意味も持たなかった。

「ふあ…っ！」

　身構えていたのに。精神の守りをそこに集中させていたのに。

　それでも口から飛び出した悲鳴に知代は慌てて口を覆う。すでに勃起した乳首の感度は知代の覚悟をあっさりと上回った。

権田によって強引に開拓された体はたった一晩で知代の体に性の快感の流れ道を作った。深く体を抉ったそれは朝のバスルームでの行為から数時間程度では全く埋まらなかった。

　口を覆うため添えられていた知代の手が離れ、坂巻の腕は執拗に知代の乳首を責める。