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12歳年下の旦那さんとプレママプレパパ生活する話
第2章 10月…淡路島の水嶋家の別荘にて
結局…別荘でのお祝い
パーティーしたからって言って
ゆっくり話す時間って…そんなに
取れない感じだなって思ったんだけど。
しばらく話をしてたら、
また支度をしないといけない時間に
なったみたいで紫苑さんは稲垣さんと
控室になってる部屋に戻って行って。
旦那さんには夕方の部の方に
知ってる人が来るんだったら
そっちに行って来ていいよとは
伝えたんだけど…。
『じゃあ、…あっちが始まる時間に
あっちに顔出して知ってるやつらと
話したらまた適当にこっち戻ってきますね』
「うん、私はここで大人しくしてるから」
それまでの時間は琉球畳の
リビングで寛ぎながらテレビを観て。
温泉旅館に旅行に来てる気分を
しばしの間旦那さんと味わって。
夕方のパーティーの時間に合わせて
旦那さんもまたスーツに着替えて
リビングの方に向かって行って。
私はテレビを観てゆっくりしてたら、
ドアをノックする音が聞こえて。
紫苑さんが手配してくれた
ケータリングの業者のスタッフさんが
私が居るお部屋にお料理を
豪華なお弁当箱に詰めたものを
お部屋まで持って来てくれて。
追加で欲しいものがあったら
連絡してくて下さいと
QRコードの印刷された紙をくれて。
色んな種類のお料理がちょっとずつ
区切られた折に入ってたんだけど。
自分が食べられそうなものを
選んで食べさせて貰って。
またもうちょっとしたら旦那さんも
こっちに戻って来るだろうから
またその頃に…軽く摘まんだらいいなと
冷蔵庫に一旦お料理は入れて置いた。
30分…、40分ほどした頃に
旦那さんが部屋に戻って来て。
『すいません、巴…戻りました』
「旦那さんお帰りなさい」
『食事、もう食べましたか?』
「ちょっと食べれそうなの摘まんで
また戻ってきたら一緒にって
思ってたから冷蔵庫に入れてあるよ」
冷蔵庫からさっき入れて置いた
折を出してリビングの机の上に置いた
あったかいお茶を淹れて
湯呑を旦那さんの前に置いて。
机の上に折の蓋を開けて重箱みたいに
重なってるから中身が全部
見える様に机の真ん中に並べて行く。

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