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サンタクロースが遅すぎる
第1章 サンタクロースが遅すぎる
でも、私に出来ることないし・・・そう思って、もう一度振り向いたら、その子のところに女の子が駆け寄ってきているのが見えた。
そのまま、ふたりで歌舞伎町方面に歩いていく。
「良かった・・・」
つい漏らしてしまって・・・智樹に『何が?』と不思議そうに言われてしまう。
うううん、大丈夫。
ちょっと昔を思い出しちゃって。
でも、その後・・・あなたがきてくれたから。
たしかにあの年のクリスマスには間に合ったけれどもね。
10年の年月を考えたら、お互い、随分回り道をしたよね。
もしかしたら、遅すぎるくらい・・・だったのかもしれないけど。
それでも、多分あれは
私たちにとって必要な時間・・・だったのだと、今は思う。
「さ、行きましょ」
私は歩き出す。
親子三人のクリスマス・・・もしかしたら、もうすぐもう一人、増えるかもしれない。
今夜にでも、また、クリスマスのプレゼントを貰えるかもしれない・・・から。
そのまま、ふたりで歌舞伎町方面に歩いていく。
「良かった・・・」
つい漏らしてしまって・・・智樹に『何が?』と不思議そうに言われてしまう。
うううん、大丈夫。
ちょっと昔を思い出しちゃって。
でも、その後・・・あなたがきてくれたから。
たしかにあの年のクリスマスには間に合ったけれどもね。
10年の年月を考えたら、お互い、随分回り道をしたよね。
もしかしたら、遅すぎるくらい・・・だったのかもしれないけど。
それでも、多分あれは
私たちにとって必要な時間・・・だったのだと、今は思う。
「さ、行きましょ」
私は歩き出す。
親子三人のクリスマス・・・もしかしたら、もうすぐもう一人、増えるかもしれない。
今夜にでも、また、クリスマスのプレゼントを貰えるかもしれない・・・から。

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