この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
サンタクロースが遅すぎる
第1章 サンタクロースが遅すぎる
でも、私に出来ることないし・・・そう思って、もう一度振り向いたら、その子のところに女の子が駆け寄ってきているのが見えた。

そのまま、ふたりで歌舞伎町方面に歩いていく。

「良かった・・・」

つい漏らしてしまって・・・智樹に『何が?』と不思議そうに言われてしまう。

うううん、大丈夫。
ちょっと昔を思い出しちゃって。

でも、その後・・・あなたがきてくれたから。

たしかにあの年のクリスマスには間に合ったけれどもね。
10年の年月を考えたら、お互い、随分回り道をしたよね。

もしかしたら、遅すぎるくらい・・・だったのかもしれないけど。
それでも、多分あれは

私たちにとって必要な時間・・・だったのだと、今は思う。

「さ、行きましょ」

私は歩き出す。
親子三人のクリスマス・・・もしかしたら、もうすぐもう一人、増えるかもしれない。
今夜にでも、また、クリスマスのプレゼントを貰えるかもしれない・・・から。
/13ページ
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ