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サンタクロースが遅すぎる
第1章 サンタクロースが遅すぎる
十分に濡れそぼった陰裂を割って彼の指が入り込んでくる。それと同時にクリトリスが再び唇に捉えられ、舌で転がされる。中に入り込んだ指が奥まで入り込んでくると、クリトリスの裏あたりをくちゅくちゅとくすぐるように擦り上げてくる。

な・・・中と外・・・一緒にっ!?

それは私が経験したことがない刺激だった。
外側を吸い上げられ、同時に中をこすられ、ビリビリとした刺激があっちからもこっちからも身体を貫いてくる。

知らない・・・こんなの知らないよぉ!!!

「んんっ・・・ああ・・・だ・・・ダメ・・・ダメダメっ!!・・・あああっ♡ああっ!!」

ぎゅっと身体が縮こまるような感触。ぎゅっと彼の指の形がわかるほど膣が収縮する。それが二度三度・・・何度も何度も波のようにきてしまって・・・息が一瞬できなくなってしまって・・・。

「うぁううう・・ああっ♡」

10秒くらいしてくたっと身体から力が抜ける。太ももがふるふると痙攣している。彼がすすっと上半身に戻ってきてくれて、ぎゅっと抱きしめてくれて、それがすごく、すごく私の何か深くを満たしていってくれているのがわかった。

はあ・・・はあ・・・
ありがとうって言いたいけど・・・声、出ないよ・・・

「イッちゃったの?」
聞いてくれたので、私はかろうじて頷く。
彼がまた、ぎゅっと抱きしめてくれて、またふたりはキスをした。

しばらくすると、身体が落ち着いてくる。彼のペニスも、熱く隆起していて、私も、彼も・・・もう、限界なのは明白だった。

ちゅっと唇にひとつキスをして、彼が私の目を見つめる。
「佐知が・・・欲しい・・・」
その言葉でキュンと胸が高鳴る。

うん、とひとつ頷いて、「私も・・・抱いて欲しい・・・」
そう、言うことができた。

彼が避妊具をつける時間すら待ち遠しい。そして、つけ終わって再び抱きしめられると、私は自分の体がゆっくりと開いていっているのを感じた。

ああ・・・わたし・・・わたしの身体・・・智樹を欲しがってる・・・
深く、深く欲しがっている

10年前から・・・出会った頃から、
ずっと、ずっと、本当はあなたのことが好きだったから。

でも、親友も大事で、どうしていいかわからなくて、心の奥底にずっと沈めていた気持ちだったから。
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