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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第14章 むっつり女と純情男(前編)
【むっつり女と純情男(前編)】
同棲・・・
俺が・・・ゆらさんと・・・
にへら
頬が緩む。胸が騒ぐ。そして、頭の中は可愛らしい彼女のことで目一杯である。
3月だ。
いつも、3月は決算期で忙しくて嫌な思い出しかない。息つく暇もなく、馬車馬のように働いて、帰りの電車の中でウトウト寝落ちしそうになって、駅から自宅マンションまでの暗い道をため息を漏らしながら歩いていく。
それでやっとのことでたどり着いた家は冷たく沈黙をしているんだ。
一時期なんぞ、あまりにも家に生き物の気配がないので、花を買っておいていたことがある。帰ると蕾から花が咲いているのを見て、そんな変化だけでも嬉しく感じたりとか・・・。
でも結局、そんな花もしばらく残業で遅くなっているうちに枯れてしまったのだ。
だけど今は違う。
目の前にある仕事を右に左に切って捨てるかのようにサクサクとこなしている自分がいる。お陰でいつもの3月は何だったんだと思うほど、気持ちにも時間的にも余裕がある。
恐ろしいほどの変化である。
それもこれも彼女のことを思えばこそだった。
もちろん、同棲とは言え、毎日帰ったら彼女がいるわけではない。彼女は彼女で、役所で物品や契約を扱う仕事のようで、3月は納期管理や会計の締めなどで忙しいみたいなことを言っていた。
実際に会えるのは週末の金曜日から日曜日までの間の3日間である。3月は幸運なことに土日の仕事が入っていない。できるだけスケジュールを調整して、そこに仕事を入れないようにしているのもあるが、無理な注文をしてくるクライエントがいないというのも大きかった。
なので、週末がとても楽しみだった。
こんな事を考えていると、ちょっと思い出してしまう。
そう・・・最初のお泊りしてくれたのは、2月27日(金)から3月1日(日)にかけてだったな・・・。
同棲・・・
俺が・・・ゆらさんと・・・
にへら
頬が緩む。胸が騒ぐ。そして、頭の中は可愛らしい彼女のことで目一杯である。
3月だ。
いつも、3月は決算期で忙しくて嫌な思い出しかない。息つく暇もなく、馬車馬のように働いて、帰りの電車の中でウトウト寝落ちしそうになって、駅から自宅マンションまでの暗い道をため息を漏らしながら歩いていく。
それでやっとのことでたどり着いた家は冷たく沈黙をしているんだ。
一時期なんぞ、あまりにも家に生き物の気配がないので、花を買っておいていたことがある。帰ると蕾から花が咲いているのを見て、そんな変化だけでも嬉しく感じたりとか・・・。
でも結局、そんな花もしばらく残業で遅くなっているうちに枯れてしまったのだ。
だけど今は違う。
目の前にある仕事を右に左に切って捨てるかのようにサクサクとこなしている自分がいる。お陰でいつもの3月は何だったんだと思うほど、気持ちにも時間的にも余裕がある。
恐ろしいほどの変化である。
それもこれも彼女のことを思えばこそだった。
もちろん、同棲とは言え、毎日帰ったら彼女がいるわけではない。彼女は彼女で、役所で物品や契約を扱う仕事のようで、3月は納期管理や会計の締めなどで忙しいみたいなことを言っていた。
実際に会えるのは週末の金曜日から日曜日までの間の3日間である。3月は幸運なことに土日の仕事が入っていない。できるだけスケジュールを調整して、そこに仕事を入れないようにしているのもあるが、無理な注文をしてくるクライエントがいないというのも大きかった。
なので、週末がとても楽しみだった。
こんな事を考えていると、ちょっと思い出してしまう。
そう・・・最初のお泊りしてくれたのは、2月27日(金)から3月1日(日)にかけてだったな・・・。

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