この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第14章 むっつり女と純情男(前編)
☆☆☆
2月27日・・・仕事帰りに彼女の仕事場の最寄りの駅まで迎えに行った。そのまま暮れなずむ街並みを見ながら、繁華街までブラブラと散歩をした。途中、大きな公園があって、そこで、あそこの樹って、早咲きの桜なんだよ・・・なんて話をしながら。
店は特に予約をしていなかったので、彼女の好みを聞いて決めた。
「うーん・・・スペイン料理屋さんで気になっているのがあるんだけど・・・」
ということだったので、彼女の案内でJR駅近くにある飲食店街に位置するスペイン料理店『Hola!』にやってきた。
ちなみにHolaとは、スペイン語で『こんにちは』という意味らしい。ハローと同じだろうか?
スペイン料理店と書いたものの、実際のところはスペインバルと言ったほうが近い。コースもあるが、何かアルコールを頼んでアラカルトというのも悪くない。
どっちにする?と聞いたら、少し考えた彼女はアラカルトで、と言った。
ゆらさんは普段はお酒をあまりのまないらしい。
そう言えば、この間お邪魔したときも、部屋にはお酒がある気配はなかった。
「ワインかシェリーでいいかな?」
尋ねると、コクリと頷いた。任せてくれるというので、せっかくスペイン料理だからなとシェリーにすることにした。
「これ、白ワイン?」
ゆらさんが聞いてきた。疑問形なのも無理はない。目の前に供されたのは、琥珀色の一歩手前くらい、黄金色に近い色合いのお酒であり、ワイングラスよりも少し小さめのグラスに注がれていた。
「ティオペペっていうシェリーだよ・・・初めて?」
ちょっと通ぶって言ったけど、かくいう自分も別にものすごい詳しい訳では無い。メニューに『スペインのシェリーと言えばまず名前が上がる一杯』とあったので頼んだだけだった。
ただ、知ってる範囲で言えば、シェリー酒とは、醸造の途中で強いお酒を加えて、アルコール度数を高めたワインの一種ということだった。メニューにもアルコール度数は15度とあり、普通のワインが13度程度なので、やや強いことになる。
「へえ・・・面白い香りがするね」
ゆらさんが、くんくんと鼻を近づけて香りを嗅いでいる。ゆらさんが言う通り、ティオペペは不思議な香りが楽しめるのもその特徴だった。
2月27日・・・仕事帰りに彼女の仕事場の最寄りの駅まで迎えに行った。そのまま暮れなずむ街並みを見ながら、繁華街までブラブラと散歩をした。途中、大きな公園があって、そこで、あそこの樹って、早咲きの桜なんだよ・・・なんて話をしながら。
店は特に予約をしていなかったので、彼女の好みを聞いて決めた。
「うーん・・・スペイン料理屋さんで気になっているのがあるんだけど・・・」
ということだったので、彼女の案内でJR駅近くにある飲食店街に位置するスペイン料理店『Hola!』にやってきた。
ちなみにHolaとは、スペイン語で『こんにちは』という意味らしい。ハローと同じだろうか?
スペイン料理店と書いたものの、実際のところはスペインバルと言ったほうが近い。コースもあるが、何かアルコールを頼んでアラカルトというのも悪くない。
どっちにする?と聞いたら、少し考えた彼女はアラカルトで、と言った。
ゆらさんは普段はお酒をあまりのまないらしい。
そう言えば、この間お邪魔したときも、部屋にはお酒がある気配はなかった。
「ワインかシェリーでいいかな?」
尋ねると、コクリと頷いた。任せてくれるというので、せっかくスペイン料理だからなとシェリーにすることにした。
「これ、白ワイン?」
ゆらさんが聞いてきた。疑問形なのも無理はない。目の前に供されたのは、琥珀色の一歩手前くらい、黄金色に近い色合いのお酒であり、ワイングラスよりも少し小さめのグラスに注がれていた。
「ティオペペっていうシェリーだよ・・・初めて?」
ちょっと通ぶって言ったけど、かくいう自分も別にものすごい詳しい訳では無い。メニューに『スペインのシェリーと言えばまず名前が上がる一杯』とあったので頼んだだけだった。
ただ、知ってる範囲で言えば、シェリー酒とは、醸造の途中で強いお酒を加えて、アルコール度数を高めたワインの一種ということだった。メニューにもアルコール度数は15度とあり、普通のワインが13度程度なので、やや強いことになる。
「へえ・・・面白い香りがするね」
ゆらさんが、くんくんと鼻を近づけて香りを嗅いでいる。ゆらさんが言う通り、ティオペペは不思議な香りが楽しめるのもその特徴だった。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


