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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第14章 むっつり女と純情男(前編)
ゆらさんもそうなのかもしれない。
「素直さんは?普段お家で飲んだりするの?」
かくいう俺も、実は家でひとりで酒を飲むことはほとんどない。特別な時は話が違うが、基本、俺にとって酒は、ビジネスの手段という感じだからだ。
「家ではほとんど飲まないな・・・。仕事でしこたま飲むことがあるし、家だとバタンキューだからな」
「そうなんだー。初めての時、日本酒を飲みたそうにしてたから、好きなのかと」
「いや、嫌いじゃない・・・んだけど・・・」
この先はちょっと言えずにもごもごっと口ごもってしまった。
俺が酒を飲みたくなる、例外的な時。
それは・・・好みの女性といる時、だったりする。
もちろん、酔った勢いで何かをしようとか、相手を酔わせてどうこうしようなんてことはしたことないし、できない。ただ、一緒にお酒を飲むと楽しくなるし、それは仕事で飲む酒なんかとは比べ物にならないほど美味なのだ。
その中でも、今日の酒はとびきり美味い。
それは・・・俺が、この目の前の女性に対して、何故かわからないが、とてもとても深い安心感を持ってしまっているからだった。
「ないんだけど?」
彼女が小首を傾げるような仕草をした。
こういうことが、彼女と話していると時々ある。
もしかして、こっちが思ってること全部分かって聞いてるのかなと思ってしまい、言葉に詰まってしまうのだが、よくよく考えてみるとそんなことはないとすぐ分かる。彼女は純粋に興味があることに問いを発しているだけ、のようなのだ。
自分の興味あることにはとことん正直
逆に興味のないことには呆れるほど無関心
それが、目の前にいる『軽部ゆら』という女性だと、だんだん分かってきたのだ。
そして、この性質は、俺をとても深く安心させた。
だから今、俺を見つめる目も、単純に『じゃあ、なんでお家でお酒飲まないの?』と、単純にそれだけなのだ。
本人は隠してるつもりの本音が透けて見えてしまう。
だから、こっちもつい漏らしてしまうのだ。
仕事や普段の生活では決して出せないような、本当の・・・自分を。
「酔って楽しいときだけだ、飲みたくなるのは」
「え?それって??」
それでもやっぱり素直ではない俺は、『あなたが好きだから、楽しくて飲みたくなっちゃう』なんて言えなくて、こんな言い方になっちまう。
「素直さんは?普段お家で飲んだりするの?」
かくいう俺も、実は家でひとりで酒を飲むことはほとんどない。特別な時は話が違うが、基本、俺にとって酒は、ビジネスの手段という感じだからだ。
「家ではほとんど飲まないな・・・。仕事でしこたま飲むことがあるし、家だとバタンキューだからな」
「そうなんだー。初めての時、日本酒を飲みたそうにしてたから、好きなのかと」
「いや、嫌いじゃない・・・んだけど・・・」
この先はちょっと言えずにもごもごっと口ごもってしまった。
俺が酒を飲みたくなる、例外的な時。
それは・・・好みの女性といる時、だったりする。
もちろん、酔った勢いで何かをしようとか、相手を酔わせてどうこうしようなんてことはしたことないし、できない。ただ、一緒にお酒を飲むと楽しくなるし、それは仕事で飲む酒なんかとは比べ物にならないほど美味なのだ。
その中でも、今日の酒はとびきり美味い。
それは・・・俺が、この目の前の女性に対して、何故かわからないが、とてもとても深い安心感を持ってしまっているからだった。
「ないんだけど?」
彼女が小首を傾げるような仕草をした。
こういうことが、彼女と話していると時々ある。
もしかして、こっちが思ってること全部分かって聞いてるのかなと思ってしまい、言葉に詰まってしまうのだが、よくよく考えてみるとそんなことはないとすぐ分かる。彼女は純粋に興味があることに問いを発しているだけ、のようなのだ。
自分の興味あることにはとことん正直
逆に興味のないことには呆れるほど無関心
それが、目の前にいる『軽部ゆら』という女性だと、だんだん分かってきたのだ。
そして、この性質は、俺をとても深く安心させた。
だから今、俺を見つめる目も、単純に『じゃあ、なんでお家でお酒飲まないの?』と、単純にそれだけなのだ。
本人は隠してるつもりの本音が透けて見えてしまう。
だから、こっちもつい漏らしてしまうのだ。
仕事や普段の生活では決して出せないような、本当の・・・自分を。
「酔って楽しいときだけだ、飲みたくなるのは」
「え?それって??」
それでもやっぱり素直ではない俺は、『あなたが好きだから、楽しくて飲みたくなっちゃう』なんて言えなくて、こんな言い方になっちまう。

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