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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第14章 むっつり女と純情男(前編)
アーモンドのような香ばしさの奥に、果実的なフレッシュな香りを感じるのだ。
口に含むとますますその複雑で豊かな香りがよく分かる。

「おいしいね」

キンキンに冷えたシェリー酒はとてもスッキリとした味わいがした。彼女がにっこり笑ってくれたので、俺としても大満足の一杯になった。

料理の方は、シェリー酒に合わせたわけではないが、ひよこ豆のトマト煮と焼きカマンベールのサラダ、鯛のカルパッチョといったいわゆるタパス(小皿料理)に、天使エビのパエージャを頼む。パエージャってなんだろう、と思ったが、パエリアのことだった。

「うわ、これすごい豪華・・・」

運ばれてきたお料理を見て、ゆらさんが目を見張る。
タパスはともかくとして、パエージャがなかなかの豪華ぶりだった。

おいしそうなパエリアには、
大ぶりのエビ(これが天使エビなんだろうか)がどんどんどんと三匹
それにムール貝がたっぷりと・・・
さすがこの店の一番人気と書かれていただけのことはあった。

「いただきます!」

ちょん、とゆらさんが両手の指先を合わせるような仕草をする。
初めて会った時、いっしょにお昼ご飯を食べたときも、彼女はきのこ丼を前に、ちょんと同じように手を合わせていた。

多分本人は無意識というか、習慣なんだろうな、と思うんだけど、とても可愛らしくて好きな仕草だった。

小皿に、パエリアやタパスをとりわけ、シェリーを片手に美味しくいただく。
俺はもういっぱい、と今度はジンビームを注文した。
ゆらさんは、シェリー酒だけで十分、とのことだった。

「やっぱり普段は飲まないの?」
尋ねると、モゴモゴとエビを頬張りながら、彼女は頷いてみせた。

「うん・・・むぐ・・・むぐ・・・ん。ひとりで飲んでも楽しくないからさ」

どうやら彼女はお酒の味というよりも、一緒に楽しく飲むという雰囲気のほうが好きみたいだった。なんとなく、女の子らしいといえばらしいな・・・。

「あ、あと・・・」
あっさりとした風味のカルパッチョをもぐもぐしながら、彼女が言いかけたので、『あと・・・何?』と促したのだが、結局は『ううん、なんでもない』等と言われてしまう。

どうやら、他にもひとりでは飲まない理由があるらしい。
そう言えば、会社の女の子で、あんまりお酒強くない子が、『酔うと疲れるから』と言っていたのを思い出した。
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