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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第17章 結びの島と溢れる想い(前編)
☆☆☆
「鳥居、立派だなあ!」

素直さんが素直に感心するのも頷ける。真っ青な空をバックにすっくと立つのは、真っ白い石造りの鳥居。その高さは二十七尺・・・約8メートルほどである。奥には二の鳥居と空にはためく日の丸も見える。

神社大好きオタクの私のために、彼が作ってくれたコース。その最初の一社がここ『伊弉諾神宮』だった。

実は、旅程のほとんどについては、1週間ほど前に教えてもらっていた。というか、渡されていた。

「それにしても、この『旅のしおり』・・・すごいね」

私の手元には、素直さん謹製の『旅のしおり』があった。わざわざA4二つ折りで8ページ、オールカラーで丁合いまでされていた。この2泊3日の旅程はもちろんのこと、新幹線の座席から、宿の連絡先、用意されているアメニティ、果ては回る予定の神社の簡単な紹介まで載っている。

事務処理能力が高すぎる・・・

それが私の抱いた率直な印象だった。

そして、この『しおり』のお陰で、私も回る神社について、下調べをすることができたわけである。

さて、この伊弉諾神宮であるが、何を隠そう日本最古の神社のひとつと言われている。
『最古』なのに、『そのうちのひとつ』とはこれいかに、というところであるが、実は最古を名乗る神社は他にもあったりする。

例えば奈良県の大神神社(おおみわじんじゃ)。ここは社殿がなく、山を直接お参りする形で、もっとも神社の原型に近いと言われている。同じく奈良の石上神宮も『最古の神宮』と称している。

そんな最古が目白押しの中、この伊弉諾神宮が『最古』を名乗る理由はというと・・・

「この神社、『幽宮(かくりのみや)』だったんだって」
「は?」

素直さんが『???』となるのも当然だと思われた。幽宮とは、『伊弉諾』の『引退先』であり、かつ、没した地ということを意味している。つまり、ここは日本最古に近い神が没した地に建てられた神社、というわけだ。

「最古の神様が眠った地に建てられたから・・・最古?へえ、そうなんだ・・・」

素直さんはキョロキョロとあたりを見渡すが、あまり実感がない様子だ。
まあ、それはそうだろう。見た目は普通の神社である。

ただ、私が調べたところではこの神社、いくつか『普通』ではないところがある。

「ほら、こっちこっち!」
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