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甘い飴と甘い鞭
第8章 籠絡
「強情っぱりのお前にいいもの買って来たぜ」
「…………ッ!」

もうどうやってジェイのやることに反応しないかでいっぱいなのに、そう言われて目を開いてしまったおれは、おれを自分で罰したくなった。
おれの顔の前にぶらりとジェイがちらつかせたのはシリコン製の細長い、プラグだ。
……正気かよ、と叫びたくても物理的にできない。

「そんな怖い顔すんなよ、いきなり全部挿れるなんて言ってないだろ。……それとも、それができるからそんな顔すんの?」

おれの両腿が震え出す。
久々すぎて、……怖い?違う、欲しい。違う、欲しくない。
目の前でローションを塗りたくり、おれの亀頭にもたっぷりと幹に垂れるほどにたっぷりと零す。

「ん、んん、……ん」
「よく見てろよ、ゆっくり……そう、ほら」

じわ、じわ、と言葉通りゆっくりと尿道口にシリコンの先端を沈ませていく。
おれは、もう抵抗できないからゆっくりと鼻から息を吐いて衝動をやり過ごすしかない。
一体、こんな技術と知能をどこでジェイは手に入れるんだ?
ふと、おれは気づく。
プルオットの客とさえ接点があれば、それも難しい話ではないのでは?
ぞっとしない話だった。画像だけではない、おれのすべてのことをもし知られているとしたら?
そんな怖い話はなかった。

「……っぅ、ン、んんっ、う」

ぞくぞくと背が震える。もう気付けば尿道いっぱいにシリコンがずぶずぶと沈んでいる。
つん、つんと突く感触の先に快楽が電気のように駆け抜ける感覚。

「……すげえな、俺がやられたいとは思わないけど」
「くぅ、ふぅ……ン、ン」

ジェイが揶揄うように唇を耳に近づけて笑う。
その呼気さえ敏感に感じて、おれは足の鎖を鳴らしてしまう。
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