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スパイ少女は奴隷になる
第5章 テニス部の3人
 生臭さとネバネバした感触、込み上げてくる吐き気から一刻も早く解放されたくて、私は首や体を僅かに震わせます。しかし、赦しは出ません。あまりの辛さに限界が来て、私は口の端から精液を溢しながら赦しを乞いました。

「三井しゃま……、もうゆるひてくだひゃっ……。おえっ、うぅっ……」
「仕方ないな、しっかりグチュグチュして味わってから飲み込めよ」

 三井様は涙ながらに慈悲を乞う私にあまりにも意地悪な命令を下しました。しかし、ようやく許してもらえると思った私は、吐きそうになりながら従います。

「んぅっ、ぐちゅぐちゅ……、ふぐっ!?うっ……、ん、ごくんっ……」

 飲み干すと、精液の生臭さが鼻を抜けていき、飲み込んでも、ぬるぬるしている口内にどうしようもない嫌悪感を感じます。
 それから、少しして射精の余韻を味わい終えた太一様は床に足を寝かせて座り込んでいた私の前に立つと、私を責めるように、つま先で私の体のあちこちに突きました。

「美柑ちゃん、辛いね。でも、仕方ないよね。だって、スパイ行為を働いてた悪い子なんだから」
「うっ、あっ、それは……、うぅ……」

 太一様の一言に私は胸を鷲掴みにされたように固まってしまいます。

「何もなかったからよかったけどさ、下手したら嶺二の実家の会社に大きな損失が出たり、嶺二自身が危ない目にあってたかもよ?そしたら、どうするつもりだったの?」
「あっ……、ぐすっ、はい……どうにも……できないです……。ごめん……なさい、ごめんなさい、れいじさま……。」

 そうでした、私のしていたことは仕方なかったでは済まされないことだったのだと、今になって理解させられました。私の心は谷底に落ちるように罪悪感に飲み込まれていき、後悔が頬を伝っていきます。すると、三井様が髪を掴んで上を向かせて言葉を続けました。

「言ってみろ、お前はなんだ。」
「ひっ、いっ、はい……、私は……、私は、スパイをしていた、悪い人間……です。それに……ど、どれい、です……」

 一言、一言、話すたびに涙が溢れ出して、視界が滲んでいきました。私は悪い人間、私は嶺二様を危険に晒した、私は汚れてる、私は……。胸の中で言葉を繰り返していると、自分の身体が小汚いものに感じられてきました。私の心の醜さが滲み出しているのかもしれません。
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