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エロ本を拾っただけなのに3 ~娘の夫を寝取る母~
第3章 《焦燥する母の狂おしい懇願》
──【2025年 初夏】

香代子が優香に対して、むき出しの嫉妬と焦燥感を抱いていたのには、実はもう1つ、誰にも言えない重大な理由があった。

(……遅れている。もう、3週間も)

トイレのカレンダーアプリを見つめる香代子の顔は、青ざめていた。
年齢からくる、生理不順。
今年の5月で45歳になった香代子にとって、それは単なる体調不良では済まされない、恐ろしい「予兆」だった。早い人であれば、この年齢で女性としてのひとつの区切りを迎えてもおかしくはない。

(もし、このまま閉経してしまったら……?)

聡は、自分と優香の2人をかけがえのない「妻」として深く愛し、身も心も溶け合うような繋がりの中で、共に新しい命を育むことに確かな喜びを感じている人だ。
もし自分が子どもを授かることのできない身体になってしまったら。若い優香はこれからもずっと彼の子を産み続けられるのに、自分は女の価値を失い、彼に飽きられてしまうのではないか。
その不安は、香代子の心を四六時中、黒く塗りつぶしていた。

ある夜。
子どもたちが寝静まった後、聡に抱いてもらえなかった焦燥感から、香代子はまたしても隠し持っていた「聡の使用済みのゴム」を取り出し、自らを慰めていた。
濃厚な牡の匂いを嗅ぎ、ゴムの感触を自らの秘部に擦り付けていたその時。ふと、下腹部に重い鈍痛と、ぬるりとした違和感を覚えた。

翌朝、トイレで確認すると、遅れに遅れていた生理がようやく始まっていた。

(よかった……! まだ、大丈夫。まだ、聡の女でいられる……っ)

深く安堵したのも束の間、すぐに新たな、そしてより強い焦りが香代子を襲った。
今回は来た。しかし、来月は? 半年後は?
もしかすると、これが「最後」かもしれないという不安が、香代子の精神をギリギリまで追い詰めていた。
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