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エロ本を拾っただけなのに3 ~娘の夫を寝取る母~
第2章 《燃え上がる嫉妬》
(お母さんは、たった1人の実の母親だもん。それに……私が波風を立てちゃいけない)
優香の心にあるのは、見下すような優越感ではなく、家族を壊したくないという切実な思いだった。
大好きな聡は、ちゃんと自分のすぐそばにいてくれる。戸籍も、彼の拠点もここにある。彼が自分を大切にしてくれているのは分かっているから、自分が我慢すればこの穏やかな生活は守られる。そう自分に言い聞かせているのだ。
しかし――。
その優香の「波風を立てまいとする穏やかな態度」こそが、香代子の女としてのプライドを最も残酷に刺激していた。
(……なんで、怒らないのよ。なんで、嫉妬してくれないの?)
娘に平静な態度をとられるたび、香代子は自分が「脅威にすら値しない、哀れな存在」として流されているような気がしてならなかった。
もっと焦ってほしい。もっと私に嫉妬して、聡を奪われる恐怖に顔を歪めてほしい。
「……ねえ、優香。今日の夕飯、聡の好きなハンバーグにしようと思うの。私が作ってあげるわね」
「本当? ありがとう、お母さん。聡さん、お母さんのハンバーグ大好きだもんね」
優香は無理をしてでも無邪気に笑い、聡も「それは楽しみだ」と微笑む。
その完璧で平和な家族の風景の中で、香代子の心の中だけで、泥のように重く暗い情念が渦を巻いていた。
(私の方が、いい女なのに……。どうすれば、優香のあの落ち着きを壊せるの……?)
満たされない欲望と、娘への歪んだ対抗心。
香代子の内に秘められた狂気は、静かに、しかし確実に臨界点へと向かって膨張し始めていた。
優香の心にあるのは、見下すような優越感ではなく、家族を壊したくないという切実な思いだった。
大好きな聡は、ちゃんと自分のすぐそばにいてくれる。戸籍も、彼の拠点もここにある。彼が自分を大切にしてくれているのは分かっているから、自分が我慢すればこの穏やかな生活は守られる。そう自分に言い聞かせているのだ。
しかし――。
その優香の「波風を立てまいとする穏やかな態度」こそが、香代子の女としてのプライドを最も残酷に刺激していた。
(……なんで、怒らないのよ。なんで、嫉妬してくれないの?)
娘に平静な態度をとられるたび、香代子は自分が「脅威にすら値しない、哀れな存在」として流されているような気がしてならなかった。
もっと焦ってほしい。もっと私に嫉妬して、聡を奪われる恐怖に顔を歪めてほしい。
「……ねえ、優香。今日の夕飯、聡の好きなハンバーグにしようと思うの。私が作ってあげるわね」
「本当? ありがとう、お母さん。聡さん、お母さんのハンバーグ大好きだもんね」
優香は無理をしてでも無邪気に笑い、聡も「それは楽しみだ」と微笑む。
その完璧で平和な家族の風景の中で、香代子の心の中だけで、泥のように重く暗い情念が渦を巻いていた。
(私の方が、いい女なのに……。どうすれば、優香のあの落ち着きを壊せるの……?)
満たされない欲望と、娘への歪んだ対抗心。
香代子の内に秘められた狂気は、静かに、しかし確実に臨界点へと向かって膨張し始めていた。

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