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影を背負った愛~足りない愛を、君に
第31章 父の日の前夜 ~夢の余韻~(start-1m) 健治編③
妊娠38週目 深夜2時12分 健治のマンション 寝室。
彩香は突然の違和感で目を覚ました。
お腹が張り、腰に重い痛みが走った直後——。
「ん……っ!?」
じゅわっ……。太ももを伝う、温かい大量の羊水。
ベッドシーツが一瞬で濡れ広がり、破水したことを彩香はすぐに理解した。
「健治さん……! 健治さんっ! 破水した……! 葵が……葵が来る……!」
隣で眠っていた健治が跳ね起きた。
47歳の渋い顔が一瞬で緊張に引き締まり、逞しい腕が即座に彩香を抱き起こす。
「彩香! 落ち着け。俺がいる。
タオル……そうだ、まずはこれを当てて。動くな」
健治は素早くタオルを何枚も持ち、
彩香の濡れた下半身を丁寧に拭きながら新しい下着と産褥パッドを当てた。
彩香のむっちりとした太ももが羊水で光り、大きく張ったお腹が規則的に硬くなっている。
「痛い……腰が……ああっ、また来る……!」
「陣痛が始まってるな。呼吸を……ゆっくり深呼吸だ。
俺が全部やる。荷物はもう準備してある」
健治は慌てず、しかし迅速に動き、彩香を支えながら着替えさせ、
事前に準備していた入院バッグを掴んだ。
夜中の道路を、健治の運転する車で総合病院へ急行した。
彩香は助手席でシートを倒し、健治の右手を強く握りしめながら痛みに耐えていた。
「健治さん……怖い……でも、葵に会える……」
「怖がるな。俺がお前を守る。葵も一緒に守る。
お前はよく頑張った。後は俺に任せろ」
彩香は突然の違和感で目を覚ました。
お腹が張り、腰に重い痛みが走った直後——。
「ん……っ!?」
じゅわっ……。太ももを伝う、温かい大量の羊水。
ベッドシーツが一瞬で濡れ広がり、破水したことを彩香はすぐに理解した。
「健治さん……! 健治さんっ! 破水した……! 葵が……葵が来る……!」
隣で眠っていた健治が跳ね起きた。
47歳の渋い顔が一瞬で緊張に引き締まり、逞しい腕が即座に彩香を抱き起こす。
「彩香! 落ち着け。俺がいる。
タオル……そうだ、まずはこれを当てて。動くな」
健治は素早くタオルを何枚も持ち、
彩香の濡れた下半身を丁寧に拭きながら新しい下着と産褥パッドを当てた。
彩香のむっちりとした太ももが羊水で光り、大きく張ったお腹が規則的に硬くなっている。
「痛い……腰が……ああっ、また来る……!」
「陣痛が始まってるな。呼吸を……ゆっくり深呼吸だ。
俺が全部やる。荷物はもう準備してある」
健治は慌てず、しかし迅速に動き、彩香を支えながら着替えさせ、
事前に準備していた入院バッグを掴んだ。
夜中の道路を、健治の運転する車で総合病院へ急行した。
彩香は助手席でシートを倒し、健治の右手を強く握りしめながら痛みに耐えていた。
「健治さん……怖い……でも、葵に会える……」
「怖がるな。俺がお前を守る。葵も一緒に守る。
お前はよく頑張った。後は俺に任せろ」

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