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影を背負った愛~足りない愛を、君に
第36章 初めての二人の特別な父の日~秘密を打ち明けて~④
ドライヤーで互いの髪を乾かした後、二人はバスローブを羽織ってリビングに戻った。

彩香は少し寂しそうに健治さんの顔を見上げ、小さな声で聞いた。

「……健治さんは、もちろん帰るんですよね?
私は明日出社ですし、健治さんはリモートですし……」


健治さんは意地悪く口元を緩め、彩香の腰を引き寄せた。


「何を言っているんだ。今日は彩香が良ければ泊まろうと思ってたぞ。
荷物は車に置いてある」


彩香は目を丸くして驚き、耳まで真っ赤になった。


「……え……!?私のベッド、狭いんですけど……いいんですか?」


戸惑った言葉に、健治さんは低く優しく笑った。
健治さんは彩香の腰を優しく抱き寄せ、大きな手で彼女の背中を撫でながら、
渋く包容力のある声で答えた。


「大丈夫だ。狭さなんて気にしない。
彩香の部屋で一緒に寝られること……
俺はもう、何日も前から夢に見て楽しみにしてたからな」


少し意地悪く口元を緩め、健治さんは彩香の耳元に唇を寄せて囁いた。


「狭いベッドで、お前をぎゅっと抱きしめながら寝る……
それがどれだけ楽しみだったか、想像できるか?」


彩香は一瞬で耳まで真っ赤になり、両手で自分の頰を押さえた。
戸惑いと恥ずかしさが爆発し、足の指をぎゅっと丸めながら小さく身をよじった。


「……え……夢に、まで……?健治さん……もう、意地悪すぎます……」


声は震えていたが、瞳は嬉しさで潤み、口元が自然と緩んでいる。
彩香は健治さんの胸に顔を埋め、恥ずかしさで声を押し殺しながらも、素直に頷いた。


「……狭くても……いいです。私も……健治さんと一緒に寝られるなんて、夢みたいで……
すごく、嬉しいです……」


健治さんは満足げに低く笑い、彩香を強く抱きしめた。

「よし。決まりだな。
今夜は、彩香の狭いベッドでたっぷり甘やかしてやる」

彩香は健治さんの広い胸に顔を押しつけ、
恥ずかしさと幸福感で胸がいっぱいになりながら、小さく何度も頷いた。

「……はい……よろしくお願いします、健治さん……」
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