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影を背負った愛~足りない愛を、君に
第40章 父の日の余韻と、意地悪な愛~二人の甘い月曜日⇒火曜日~
月曜日 19時12分 横浜市西スポーツセンター
見学ルーム前の一階出入り口で健治さんに後ろから捕まった彩香は、
結局その場で「今夜は絶対に来い」と低く囁かれ、抵抗できずに頷いてしまった。
プールから一旦別れた後、彩香は自分の神奈川区のマンションへと急いだ。


同日 19時35分 横浜市 神奈川区 彩香自宅マンション 

部屋に入るなり、彩香はドアに背中を預けて大きく息を吐いた。

「……はぁ……なんで、こんなに健治さんに捕まっちゃうんだろう……」

頰を両手で押さえながら、ぼやくように呟く。

プールでジーッと見ていたのがバレたこと、逃げようとして足をもつれたこと、
捕まった瞬間の健治さんの熱い腕の感触……全部が頭の中で繰り返されて、耳まで熱くなる。

「意地悪なんだから……でも、逃げられないし……」

小さくため息をつきながらも、彩香はクローゼットを開けて着替えの準備を始めた。
明日会社用のブラウスとスカート、下着(特にレースの少し可愛いものを選んで)、
替えのソックス、簡単なスキンケアセットなどを小さめのバッグに詰め込む。

鏡の前で自分の真っ赤な顔を見て、またぼやいた。

「……本当に、なんで健治さんには弱いんだろう……
一回捕まったら、もう終わりみたい……」

恥ずかしさと嬉しさが混じった表情で、彩香はバッグを抱えて再び外に出た。

心臓がずっと早鐘のように鳴り続けていた。
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