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影を背負った愛~足りない愛を、君に
第40章 父の日の余韻と、意地悪な愛~二人の甘い月曜日⇒火曜日~
同日 20時20分 横浜市 保土ヶ谷区 健治の自宅マンション 1階エントランス

フォレスターを地下駐車場に停めた健治さんが、エントランスで待っていた。
彩香がガラス扉をくぐるなり、彼は迷わず大きく歩み寄ってきた。

「彩香」

低い、熱を帯びた声。
そのまま逞しい腕が彩香の腰を引き寄せ、力強い抱擁で包み込む。
まだプールの後の清潔な匂いと、男らしい体温が一気に彩香を包んだ。

「っ……健治さん……ここ、エントランス……」

小さな抗議の声も、すぐに健治さんの唇で塞がれた。

熱く、深く、貪るようなディープキス。
舌が容赦なく彩香の口腔に侵入し、ねっとりと絡みつく。
彩香の膝がガクガクと震え、健治さんのシャツを両手でぎゅっと掴んだ。

「ん……ふ……はぁ……んんっ……」

長いキスがようやく離れたとき、彩香の瞳はすでにとろけていた。

糸を引く唾液が二人の唇の間に光る。

健治さんは彩香の耳元に唇を寄せ、低く掠れた声で囁いた。

「……お前が逃げようとするから、余計に捕まえたくなった。
今夜はたっぷり、お礼をしてやる」

彩香は耳まで真っ赤になりながら、健治さんの胸に顔を埋めて小さく頷いた。

「……お、お礼……ですか……」
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