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影を背負った愛~足りない愛を、君に
第41章 逃げ切れない平日の甘い攻防~火曜~①
火曜日 7時20分  横浜市 保土ヶ谷区 健治自宅マンション

目覚ましの音で彩香がゆっくりと目を開けると、
健治さんの広い胸の中にすっぽり収まっていた。
全身がだるく、腰や太ももに甘い痺れが残っている。

昨夜からの激しい朝までの時間が、身体中に鮮明に刻まれていた。

「……ん……」

小さく身じろぎすると、健治さんも目を覚ました。
深く刻まれた皺の間の眼差しが優しく細められ、彩香の額に朝のキスを落とす。

「おはよう、彩香。……よく眠れたか?」

「……おはようございます……
すごく、疲れてます……でも、幸せ……」

彩香は健治さんの胸に顔を埋め、恥ずかしそうに小さく笑った。
健治さんも低く満足げに笑い、彩香の背中を大きな手で優しく撫でた。

「俺もだ。久しぶりに、こんなに調子が出て……お前を離したくなくなった」

二人はもう少しだけベッドの中で抱き合っていたが、風呂と軽い朝食をとった後
時間に余裕を持って会社に向かうことにした。
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