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影を背負った愛~足りない愛を、君に
第41章 逃げ切れない平日の甘い攻防~火曜~①
キスが離れた後、彩香の瞳はとろけるように潤んでいた。
健治さんは彩香の額に自分の額を軽くくっつけ、低く甘い声で囁いた。

「疲れてるんだろ。俺の隣で寝ていいんだぞ」

彩香は耳まで真っ赤になり、恥ずかしそうに視線を泳がせた。

しかし、健治さんの広い胸と包容力のある腕に抗えず、
小さく頷くと、恥ずかしそうに甘えるように健治さんの隣に体を寄せた。


健治さんが壁側に背を預ける形で座ると、彩香は彼の肩に頭を預け、身体をすっと寄りかからせる。
むっちりとした太ももが健治さんの脚に軽く触れ、控えめな胸の柔らかさが腕に当たる。


(……恥ずかしい……会社の中で、健治さんにこんなに甘えて……
でも、健治さんの匂いと体温が……すごく安心する。
昨夜あんなに激しく抱かれて、朝まで欲しがってくれたのに……
今は優しく包み込んでくれる……大好き……このまま、ずっと……)

彩香は健治さんのシャツの裾を指で軽く握り、目を閉じた。
疲れと幸せが混じり合い、頰が自然と緩む。

(……本当に可愛いな、この子は。
会社でこんな無防備に寄りかかってくるなんて……
俺の独占欲を刺激しやがって。
昨夜は俺が欲情しすぎて疲れさせたけど……今はちゃんと守ってやりたい。
彩香……お前がこうして俺に甘えてくれるのが、たまらない)

健治さんは彩香の肩を抱く手にそっと力を込め、彼女の髪に唇を寄せて小さくキスをした。

雨音だけが響く面談室で、二人は短い昼休みの残り時間を、
甘く静かな幸福の中で過ごした。

彩香の寝息が穏やかになるのを確認しながら、健治さんは低く満足げに微笑んだ。
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