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影を背負った愛~足りない愛を、君に
第41章 逃げ切れない平日の甘い攻防~火曜~①
面談室のドアは閉まっているが、いつ誰が来るかわからない状況で、二人は密着した。

「……どうして、ここにいるのがバレたんですか……?」

彩香は健治さんの胸に顔を埋め、恥ずかしさとむくれを混ぜた小さな声で聞いた。
健治さんは彩香の背中を大きな手で優しく撫でながら、低く笑った。

「休憩室が満席だって小田さんが言ってたの、聞こえたからな。
それに……お前が弁当持って面談室の方へ行くの、チラッと見えた。
可愛い後ろ姿、すぐわかったぞ」

「……もう、意地悪……」

彩香は少しむくれて、健治さんのシャツを指でぎゅっと摘まんだ。

「健治さんのせいで眠たくて……午前中も全然集中できなかったのに……
ここで少し寝てたのに……」

声がだんだん小さくなり、甘えた拗ねた感じになる。
健治さんはそんな彩香の頭を優しく撫で、包容力たっぷりに囁いた。

「ふっ……悪かったな。
でも、こうなったのは彩香が可愛すぎるからだ。
朝まで欲しがって、離したくなくなった俺が悪いんじゃない。
お前が俺を狂わせるのが上手いんだ」

少し意地悪く言いながらも、健治さんは彩香の頰に優しくキスを落とした。
その仕草は甘く、彩香のむくれを溶かすような包容力があった。
彩香は耳まで真っ赤になり、健治さんの胸に顔を押し付けたまま小さく身をよじった。

「……もう……ほんとに意地悪……
でも……健治さんがそばにいると、眠くても嬉しいです……」

健治さんは低く満足げに笑い、彩香を強く抱きしめた。

「昼休みはまだ少しある。
もう少しここで、俺に甘えていいぞ。
……疲れてる顔、ちゃんと休ませてやる」

雨の音が窓を叩く面談室で、二人は短い昼休みの甘い時間を、
誰にも見られないように過ごし始めた。

健治さんは彩香を優しく抱き寄せたまま、彼女の顎を指で軽く持ち上げた。
雨の音が響く静かな面談室で、二人の視線が絡み合う。

「……彩香」

低く熱を帯びた声とともに、健治さんは彩香の唇に自分の唇を重ねた。
優しく、しかし深く、朝までの激しさを思わせる濃厚なキス。
舌先が優しく彩香の唇をなぞり、ゆっくりと口腔に侵入して絡みつく。

「ん……っ……はぁ……」

彩香の体がびくりと震え、健治さんのシャツを掴む手に力がこもった。
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