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パステルカラー・オレンジ
第5章 先輩
放課後、下駄箱の前をそーっと覗くと龍矢が下駄箱の前で待っていた。
あれから、毎日のように一緒に下校することになり、腰に手を回したりスキンシップが日に日に激しくなっているのを重く感じていた。
千尋はため息をはくと、どこかで時間を潰すことを考え、図書室に足を運んだ。


姫「千尋ちゃーーーーーーーーーん!」


廊下にキーーンと響き渡る声、千尋は思わず逃げたくなった。
先輩に、自分が居ることがバレてしまう。
遠くから姫子が、笑顔で手をふって近づいてくる。


姫「千尋ちゃん、姫子、もう一個気になることがあった!」


千尋は苦笑いして、どうしたのっと答えた。
良かった、図書室前の通路には誰も居ないみたい。




姫「大崎レオって人と知り合いなの?中学違うよね?」




姫子の口から出た名前に、千尋はドキッとした。
なんでそんなことを。


ち「あ・・・通ってた塾が一緒で・・・」


モゴモゴと小声になる千尋。



姫「それだけ?」


ち「えっ?」



姫子の目が、千尋の泳ぐ目を捉えて離さない。



姫「ううん、それだけなら良いんだー!あはは、千尋ちゃん可愛いー!この間廊下で、二人が綱引きみたいにしてたから、気になっただけー!!」



ち「あ・・・なんだ。そんなことか・・・。」



ホッと胸をなでおろす千尋。



姫「でもさ、なんか気になるよね!」



どう云う意味?と思わず姫子を見つめ返す千尋。
姫子の目が、どこか真剣で千尋はゴクリと唾をのんだ。
ま、いいやーっと言って、姫子は千尋にバイバイと言って去っていった。

避けていた大崎の話題を出され変な汗をかいた。
千尋は胸にてを当ててフーっと深呼吸した。




龍「ち・ひ・ろ・ちゃん。」


心の整理?
そんなことしている間もないまま、嵐は舞い降りてくる。
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