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パステルカラー・オレンジ
第9章 夢からの伝言

千尋は、パジャマに着替えるとベッドに飛び込んだ。
ち(なんか・・・今日は疲れちゃったな。)

そのままスーッと眠りに入ると、千尋の頭のなかにその人は現れた。

レ(秋山さん、気持ちいいですか?)

ち「んっ・・・・ハァ・・・。」

大崎が、千尋を抱きしめて何度も優しいキスを落とす。

レ(僕が欲しいですか?)

ゆっくり胸を揉まれ、千尋は頬を赤らめた。

ち「・・ハァ・・・ぁ・・んっ・・。」

レ(ふっ・・・顔が赤いですよ。)

ち「す・・きっ・・大崎君・・・。」

千尋は目を閉じて、大崎の唇を求めた。


レ(僕も、秋山さんのことがずっと好きでした。)

そして、唇が重なる。

ち「大崎君、大崎君!・・・はぁ・・・もっともっと。」

急かす千尋に、大崎は綺麗な顔で答えた。



レ(今夜は、寝かせません。覚悟してくださいね。)

服を脱がされ、大崎の長い指先で胸元を揉みはじめる。
千尋の唇、耳元、首筋に唇をなぞらせ、乳首をチュッと音を立てて吸い上げると、
甘い声をあげた。


ち「あっ・・・んっ!あぁ!」


痛みのない快楽。
苦しみのない快感。

千尋は、夢の中で大崎と抱き合っていた。


『pipipi... pipipi... pipipi...』


ち「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。」

布団から起き上がると、千尋は目覚ましを止めて、トイレに駆け込んだ。

ち(どうなってるの・・・こんな・・・いやらしい夢見るなんて!)

ズボンを下ろして、ドキッとした。
自分の下着が、グッショリ濡れていたのだ。

ち(なにこれ・・・。)


いやらしく糸を引いているのを見て、千尋はショックを隠しきれなかった。


ち(大崎君と・・・会うの嫌だな・・・。)
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