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パステルカラー・オレンジ
第7章 304号室
まさか、自分と同じマンションに、しかもお隣だったなんて知らなかった。
新築で、学生は3年間8万円が5万円の割引になる上に、なんと千尋は、大家さんと仲介会社の交渉で3万円で住まわせてもらっていた。


ち(なんで・・・気づかなかったんだろう、大崎君は気づいてるのかな?!お隣ってことは、会話とかテレビの音とか笑い声とか聞こえちゃってたかな・・・あああああ!最悪。もうやだ。引っ越したい・・。)



千尋はマンションのエレベーターに乗り込むと、3階を押した。
扉が閉まる直前、金髪の男が乗ってきた。


ち(うわー、外国人だー!綺麗な顔ー!!髪の毛金色ー!目も緑色ー!背も高ーい!!すごいすごーい!)


顔をそらすわけもなく、ジーっと見ているとバチッと目があった。
男はフイッと目をそらし、3階につくなりさっさと降りてしまう。

千尋も、扉が閉まらないうちに降りると、先を歩くその人をぼーっと見ながら歩いていた。
男は304号室の前で足を止めると、ポケットから鍵を取り出してドアを開けた。


ち(あ・・・あれ?!304号室?!)


千尋は、急いでドアの番号を確認する。間違いない、304号室だ。


ち「あ、あの!!」

千尋が声をかけると、ドアが閉まる直前でとまった。

ち「大崎レオ君、いますか?・・・あ、あああああの、私、同じクラスで、秋山千尋って言います!それで、担任の先生に頼まれて、荷物を、あの、日本語、伝わってるのかな?これ、荷物なんですけど・・・。」


少しドアが開いたと思ったら、荷物だけ取られて閉じられてしまった。


ち(な・・・なんか無愛想だな・・・。兄弟の人かな、友達だったかな?日本語通じたのかな?)


千尋はそのまま、はぁっとため息を吐いて部屋に入っていった。
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