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パステルカラー・オレンジ
第8章 白煙の中で
レ「秋山さん、僕のことが好きなんですか?」

千尋は首を縦に振って、手で顔を覆うように恥じらいだ。


レ「ふーん・・・。」


一瞬、凍るような目で千尋を見た後、大崎は千尋の腕の拘束を解いた。


壁に寄りかかって、千尋を横抱きに抱き寄せる。


レ「ちぃちゃん。僕は、許さないから。」


ぽそっと呟くように言う。


ち「・・・はぁはぁ・・・な・・んて・・?」


レ「一人エッチはしたことありますか?」


ち「・・ハァハァ・・な・・に・・?」


千尋はグッタリと大崎に身体を預ける。
背中にあるワンピースのチャックをジーッとおろすと、腕からゆっくりワンピースを脱がせていく。


レ「抵抗しなくていいんですか?」


抵抗しないんじゃない。もう千尋は、身体に力が入らないくらい頭がボーっとしていたのだ。


レ「そんなに、この香りが気に入りましたか?」


皮肉を込めて、千尋の内腿をギュッと抓(つね)る。


ち「ヒッ!いっ・・・・。」


痛みに、千尋の瞳から涙が零れる。


レ「ふっ・・・。」


千尋の顔を見て、満足そうに笑うとワンピースを脱がしきった。

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