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たゆんたゆん
第5章 隣人
そんなことを繰り返していれば今の状況に違和感を覚えなくなって。
宿題のこととかお母さんが帰ってくるまえに帰らなきゃとかどうでも良くなってきた。
ソファーの下には制服と下着が散らばって落ちている。
「ん……やさしく、して…」
とりあえず、痛いのはやだ。
吸い痕や噛み痕や唾液やらですっかり元の面影が消えた胸は、なんていうか、もう
「菅原さんの、だから…私のおっぱい菅原さんのだから…大事にして…?」
何を言ってもずっと下向いたままだったのに。
私の言葉に乳房の輪郭に沿って口付けしていた菅原さんは顔を上げてそれはもう嬉しそうに。
唇を一舐めして
「あんっ」
胸をぎゅっと握り、ありがとうと唇を歪めた。