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名馬の城
第2章 馬酔酒
よく晴れた青空の下、槻弓はひたすら山道を駆けていた。
それは、梓弓城から南下し渓谷に向かう道だった。
幼い頃は兄弟たちとともに、この渓谷で魚を釣って遊んだものだ。
なぜこんなところを走っているのかはわからないが、走っていることが爽快でもあった。
高揚感がある。
気づけば背後には荒い鼻息と軽快な蹄音が迫っていた。
振り返って見れば、自分を追いかけてきているのは立派な体躯の黒い馬だった。
馬などに勝てるはずもないが、今の自分は韋駄天のように足も軽く、振り切れるような気さえした。
馬との競走を楽しみ、渓谷まで降りる。
さすがに馬はここまでついてはこれないだろう、と思った。
それは、梓弓城から南下し渓谷に向かう道だった。
幼い頃は兄弟たちとともに、この渓谷で魚を釣って遊んだものだ。
なぜこんなところを走っているのかはわからないが、走っていることが爽快でもあった。
高揚感がある。
気づけば背後には荒い鼻息と軽快な蹄音が迫っていた。
振り返って見れば、自分を追いかけてきているのは立派な体躯の黒い馬だった。
馬などに勝てるはずもないが、今の自分は韋駄天のように足も軽く、振り切れるような気さえした。
馬との競走を楽しみ、渓谷まで降りる。
さすがに馬はここまでついてはこれないだろう、と思った。

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