この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
パートタイマーの淫乱人妻・美香~主婦の仮面を脱ぐ午後
第7章 熟れた体~遊びのつもりよ
泡が細かく立ち上るのを眺めながら、私は自分の心の動きを観察していた。貞操観念はまだそこにある。結婚指輪の感触も、指に残っている。でも、遊び心はすでに動き始めていた。長い性行為の真空期間が、静かに扉を押し開けようとしていた。
しばらくして、スタッフが二人の男性を案内してきた。そのうちの一人が、卓也だった。私より二十歳も年下。まだ若さの残る顔立ちで、目元が少し柔らかい。もう一人は渉。朱音がすぐに目を輝かせた。
「どちらから来たんです?」と卓也が尋ねた。声は控えめで、仕事帰りの疲れが少し混じっていた。
「仕事帰りなんです」
「お疲れさまです。どういう仕事してるんですか?」
「薬局で。薬剤師をしています」
私は少し戸惑いながら彼の質問に答えた。
「へえ、医療系ですか。薬剤師さんと飲むのは初めてです。お仕事、大変そうですね」
「そうね…気を張る仕事です。今日も患者さんが多くて。そのせいで、今も頭がぼんやりしてます」
私は細い指先でグラスの表面の冷たい結露をなぞり、濡れた人差し指を唇にそっと当ててみせた。首筋を少し傾げると、丁寧に切り揃えられた黒髪が滑り落ち、耳の後ろの白いうなじが露わになる。
「僕もです。ITエンジニアなんですけど、今日も一日中、画面とにらめっこで」
「へえ、目が痛くなりそうですね。でも、格好いいお仕事ですね」
「皆、ITっていうと憧れの気持ちを持つみたいなんですが、実はすごく地味な仕事なんです。残業も多いし。それに、気づくと、どこか別の場所に気持ちを置きながら仕事してます」
「あ、それわかります」
私はカウンター席で、黒いストッキングに包まれた細くしなやかな脚を、スカートの奥の暗がりが、ほんの一瞬、卓也の視線の先に深い影を落とした。彼が息を詰めたのが、肌の距離感でわかった。
「私の仕事って間違えたら患者の命に関わるので、ずっと緊張してます」
「今夜は?」
「ほどきたい気分です」
「僕も。冷めた抜け殻に体温を戻したいです」
隣では、朱音と渉くんがもうすっかり打ち解けていた。
「私、ちびなのに胸だけ大きくて変じゃない?」
「いや、いいと思うけどな」
「ほんと? 目がいっちゃう?」
「……いっちゃいますね」
朱音の屈託のない笑い声が、氷のぶつかり合う音に混ざってふわりと浮遊した。
しばらくして、スタッフが二人の男性を案内してきた。そのうちの一人が、卓也だった。私より二十歳も年下。まだ若さの残る顔立ちで、目元が少し柔らかい。もう一人は渉。朱音がすぐに目を輝かせた。
「どちらから来たんです?」と卓也が尋ねた。声は控えめで、仕事帰りの疲れが少し混じっていた。
「仕事帰りなんです」
「お疲れさまです。どういう仕事してるんですか?」
「薬局で。薬剤師をしています」
私は少し戸惑いながら彼の質問に答えた。
「へえ、医療系ですか。薬剤師さんと飲むのは初めてです。お仕事、大変そうですね」
「そうね…気を張る仕事です。今日も患者さんが多くて。そのせいで、今も頭がぼんやりしてます」
私は細い指先でグラスの表面の冷たい結露をなぞり、濡れた人差し指を唇にそっと当ててみせた。首筋を少し傾げると、丁寧に切り揃えられた黒髪が滑り落ち、耳の後ろの白いうなじが露わになる。
「僕もです。ITエンジニアなんですけど、今日も一日中、画面とにらめっこで」
「へえ、目が痛くなりそうですね。でも、格好いいお仕事ですね」
「皆、ITっていうと憧れの気持ちを持つみたいなんですが、実はすごく地味な仕事なんです。残業も多いし。それに、気づくと、どこか別の場所に気持ちを置きながら仕事してます」
「あ、それわかります」
私はカウンター席で、黒いストッキングに包まれた細くしなやかな脚を、スカートの奥の暗がりが、ほんの一瞬、卓也の視線の先に深い影を落とした。彼が息を詰めたのが、肌の距離感でわかった。
「私の仕事って間違えたら患者の命に関わるので、ずっと緊張してます」
「今夜は?」
「ほどきたい気分です」
「僕も。冷めた抜け殻に体温を戻したいです」
隣では、朱音と渉くんがもうすっかり打ち解けていた。
「私、ちびなのに胸だけ大きくて変じゃない?」
「いや、いいと思うけどな」
「ほんと? 目がいっちゃう?」
「……いっちゃいますね」
朱音の屈託のない笑い声が、氷のぶつかり合う音に混ざってふわりと浮遊した。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


