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パートタイマーの淫乱人妻・美香~主婦の仮面を脱ぐ午後
第8章 熟れた体~遊びのつもりよ(2)
「ねえ、続きはベッドの上でしましょ」

私はバスローブの裾を整え、先に立って寝室へ向かった。立ち上がった卓也に私は声をかけた。

「少し、ここで待っててね」

私はリビングのソファに腰掛ける卓也の肩に指先を触れさせ、かすかに笑ってみせた。
グラスに残った冷めた白ワインを揺らしながら、卓也は小さく頷く。その視線が自分の背中を追っているのを感じながら、美香は寝室のドアを静かに引き寄せた。

ドレッサーの引き出しの奥、薄紙に包まれたままの包みを私の指先がかすめた。

そこにあるのは、以前思い切って手に入れたオープンクロッチのテディだった。身体の輪郭をタイトに引き締めながら、肝心な部分だけを解放した、最初から特定の目的のためだけに作られたデザイン。

「脱がさずに楽しめる」というあからさまな仕掛けは、かつて冷え切った夫婦の空気を変えようと、必死にすがりついた過去の哀しい名残でもあった。

けれど、私はその包みをそっと奥へと押し戻し、代わりに手に取ったのは、全身を静かに覆うシアーメッシュのボディスーツだった。

すべてを露わに演出する道具ではなく、肌と布のあわいに陰影を落とし、ただ佇むだけで相手の視線を絡め取るための一枚。

身に纏った布地の冷ややかさが、皮膚の熱を吸い取っていく。

鏡の前に立ち、私はゆっくりと肩を開いてポーズを整えた。

四十八という年齢は、決して嘘をつかない。けれど、週に何度も通い詰めるホットヨガのスタジオで、滴る汗とともに鍛え上げてきた身体は、重力に抗う凛とした線を保っていた。

若い頃のような瑞々しい張りとは違う。けれど、無駄な贅肉を削ぎ落としたしなやかな筋肉と、年齢を重ねたからこそ生まれた丸みや陰影が、レースの繊細な織り目と重なり合い、成熟した肉体ならではの濃密な気配を立ち上らせていた。

ブラジャーやショーツの計算されたシアーな透け感は、隠すためではなく、視線をあるべき場所へと導くための標識のようだった。細やかなレースの陰影が肌の上に幾何学的な模様を描き、胸の控えめな起伏や、腰のくびれの輪郭をくっきりと浮かび上がらせる。

「……まるで、別の生き物ね」
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