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国選種付人物語−種付される人妻たち
第3章 舞風さんと種付人
僕は床にへたり込んだまま、その一連の光景を、ただ呆然と眺め続けることしかできなかった。

「中谷さん、大丈夫ですか?」

すっかり身支度を整えた渡辺が僕を静かに見下ろしている。

それは紛れもなく、勝者と敗者の決定的な立ち位置だった。

​「奥様への種付けは完了しました。妊娠は間違いないでしょう」

​「……」

​渡辺から発せられたその言葉は、僕にとって完全なる勝者の宣言としか思えなかった。

​「奥様は一時的に気を失っているようです。目が覚めるまで、そっとしてあげてください」

​「……」

​「それから、今日は滋養のつく物を食べさせてあげるといいですよ。奥様もかなり体力を使われたようなので」

​「……はい」

​掠れた声でそう答えるのが精一杯だった。

​「では、私はこれで失礼します」

​渡辺は、一礼して静かに我が家を後にした。

​パタンと玄関の扉が閉まる音が響く。

静まり返った客間に一人取り残された僕は、ふと自分の下半身に違和感を覚えた。

股間のあたりが、ぐっしょりと生温かく濡れている。

​僕は二人の性交を見せつけられている間、いつの間にか、ズボンの中で情けなく射精していたのだった。

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