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真夏の熟果-裂けて堕ちたザクロの緋い実
第5章 まさかの
私が自転車で先導。

二人がその後ろを走りながら、

右、左と、指示するという形でした。

近くの大きな公園まで行って、

その中を周回するということでした。


公園までの道筋は、

私にもある程度、わかります。


私が電動自転車に乗って走る後ろを

二人は走っていました。


自転車のサドルに乗ったヒップに

後ろを走る二人の視線が痛いほど。


なるほど…。

ニンジンをぶら下げて馬を走らせる構図が

頭をよぎっていました。


「ちょっと休憩」


櫻井翔太が、

公園に近づいたコンビニエンスストアの前で

言いました。


出発から30分弱。距離で5㎞ほど。


二人とも、この気温と湿度もあって、

汗が額から落ちるほど。

私も微かに汗を掻き始めていました。


私は自転車を降りて、徒歩に。

走っていた二人も、徒歩に。


「コンビニで飲み物でも」


鈴木壮太が言うと、


「そうだな。今日はいつも以上に暑い」


と、櫻井翔太も同調し、


「mikaさんは?」


と、私に訊いた。


「そうね」


と、伝えると、


「じゃ、行こう」


櫻井翔太が私の手を握って、

手をつなぐような感じで

コンビニの駐車場を横切り、

店舗の前の駐輪スペースに。

私が自転車を止める間は、

手を離したけど、

自転車を止め終わって、

待っている二人が店の扉の前に立っていた。

明るい店舗の前。

彼ら二人の股間のモッコリが目立った。


「どうしたの?先に入っていればいいのに」


私が訊くと、


「クールダウン」


と、櫻井翔太が答えた。

それなら尚更、エアコンが効いた店舗内で…。

と、思ったけど、そういうことに敏感な

鈴木壮太が、


「クールダウンするのはこっち」


と、股間を指差した。要するにモッコリを。


「え?」


と、私が思わず言うと、


「こんな状態で店に入れないでしょ」


と、櫻井翔太が言い、


「店の中には女性客もいるし」


と、鈴木壮太も言った。

確かに、若い女性の姿が…。
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