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真夏の熟果-裂けて堕ちたザクロの緋い実
第2章 海水浴場
泳いで濡れていた水着もすっかり乾いていた。

太陽自体は薄い雲に隠れていた。

それでも気温は35℃くらいはあった。

薄っすら汗が額に浮かぶ気温。


「奥さん、こっちだ」


櫻井と名乗った男が海の波間を見ながら

手を洗っていた私の肩を掴んだ。

横には鈴木と名乗った男もいた。

逃げられそうにない。

二人に連れられて来たのは、

先ほどより、さらに大きな岩の陰。

海からは見えない。

陰になっていて日射を遮ることができた。

心なしか砂が熱せられていないのか、

暑さがマシだった。


「奥さん、フェラチオ、上手かったぜ」


鈴木と名乗った男が話すと、


「それに、表情も最高だったぜ」


と、櫻井と名乗った男が話した。


「旦那のチンポと比べて、
俺達のはチンポはどうだい?デカいだろ」


鈴木と名乗った男が話す。

確かに、大きいとは思う。

夫の男根の大きさなんて、

マジマジと見た記憶もないし、

もし、見たことがあっても、

余りにも昔過ぎて覚えているはずもなかった。


「覚えていないわ」


それだけを答えた。


「覚えていない?そんなに長い間、
セックスレスってこと?」


鈴木と名乗った男が話した。

言葉を飾っても仕方がない。


「十年以上」


噓ではない。娘が生まれてから暫くは、

二人目を作ろうと励んだこともあった。

でも、それは三年ほど。

でも、できなかった。

夫が脱サラして起業した頃から夫の関心は、

仕事一辺倒になった。

サラリーマン時代のように、

毎月、決まった給料が

振り込まれるわけではなくなったのだから、

我武者羅に働くのは、私にも理解できたし、

二人目に関しても、私も諦めていった。

凛花さえいれば、

それでいいという心境になっていった。
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