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Dilemma
第2章 【過去一好きだった元カレ】
「で、瑞希は良い人出来た?」
大学の同級生たちと女子会
彼氏と同棲してる子、起業してる子、
まだ働いてる子が多い私たち
定期的に会えてる
彼氏居ない組が私とあと2人ほど…
もうそろそろ結婚組とか出てくるかもね
「ん〜最近ワンコが懐いて来てるけどね」
「え?ワンコ?飼ったの?ペット飼うと婚期遅れるって話だよ?」
「あぁ、違う違う、年下の子なんだけど、やたら懐いてきててどうしようか考え中」
「え?え?年下良いじゃん!幾つの子?」
「確か2つ下かな」
「丁度良いじゃん!ワンコって事は可愛い系?」
「まぁ……どうだろ?」
「お、その顔は満更でもない顔だね、え〜羨ましい、年下と出逢うきっかけないからなぁ〜」
「会社の後輩だよ?社内恋愛ってちょっとリスクあるじゃん」
「でもさ、結婚する相手を見つけるとなるとほとんどが社内恋愛だよ?そりゃ別れた時が地獄だけどさ」
「そう、だから慎重になるのかも」
「え、もう好きとか言われたの?」
「……うん」
「えー!!超良いじゃん!やっと瑞希にそんな相手が見つかって本当良かったよ!」
この子たちは前の失恋を知ってくれてる
だからこそ喜んでくれる
それは非常に有難い
たくさん飲んで良い雰囲気で解散しようと
していたところ
お店から出たあたりで「瑞希?」と声を掛けられた
振り向いた私は固まってしまう
一気にあの匂いが蘇ったよう
その時一瞬であの頃にタイムスリップしたような
変わってなかった容姿に胸がざわついた
「……耀くん」
「ははは、その呼び方懐かしい、元気だった?」
「うん……そっちは?」
「何なりとやってるよ」
「そっか、久しぶりだね」
「すぐにわかった、瑞希だって」
お互い、変わってないって事か
「会社の飲み会?」
「いや、女子会…大学同期の」
少し離れたところで待っていてくれた友達に
軽く会釈した彼の名は、上原 耀一郎
3年ほど付き合っていた元カレだ

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