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ほしいままに
第19章 俺は彼女を離したくない(後藤将行)
若手が活躍でき、男女の差がなく働きやすい環境であることを、早々にアピールし、入社後すぐに退職してしまう早期退職や、いわゆるびっくり退職を防止するのが狙いだという。
二人は営業成績においても、内々でのビジュアル評価もトップクラスということで、美丘支店に取材先の白羽の矢が立ったのだった。
今になって人事担当は、就労規則を思い出し、それを遵守させる立場から森川澪奈の髪形を直させようとしたのだ。
森川澪奈は、はい、とほほ笑んで、ベストのポケットに入れていたヘアゴムを口に咥え、両手で後ろの髪を束ねて上げた。
その瞬間俺は、彼女の首筋を見て、思わず声を出した。
「ちょっと待って、森川さん」
二人は営業成績においても、内々でのビジュアル評価もトップクラスということで、美丘支店に取材先の白羽の矢が立ったのだった。
今になって人事担当は、就労規則を思い出し、それを遵守させる立場から森川澪奈の髪形を直させようとしたのだ。
森川澪奈は、はい、とほほ笑んで、ベストのポケットに入れていたヘアゴムを口に咥え、両手で後ろの髪を束ねて上げた。
その瞬間俺は、彼女の首筋を見て、思わず声を出した。
「ちょっと待って、森川さん」

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