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ほしいままに
第20章 私はあの人が欲しい(森川澪奈)✩

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後藤支店長と香宗我部君が、同時に東京池袋支店に異動することが決まった。


異動の前日、営業所で送別会を開いた。

ピザやチキン、寿司を注文し、缶ビールで支店長と香宗我部君の新しい門出を祝った。
営業所内で一番年下の私は、送別会の食べ物の手配など、準備のほとんどを中心になって引き受けた。


会がお開きになり、皆が営業所をあとにする。
私は残って紙皿やピザの箱、寿司のトレーを片付けていた。



背後で空き缶がぶつかり合う音がして、私は振り返った。

ゴミ袋に缶を拾い集めている香宗我部君の姿がそこにあった。
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