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ほしいままに
第29章 ほしいままに✩
布がすれる音がして、頬に温度を感じる。
また、ついばむようなキスが唇に落ちた。二度、三度とそれは間を置いて繰り返された。
俺は目をとじたまま澪奈のキスを受けながら、眠気の靄が消え去った頭で、ぐるぐると様々な思いを巡らせた。
先ほど眠りにつく前、俺は「澪奈の父親代わりでいい」と決心したばかりだった。
なのに、澪奈のキスで、俺は早くも父親役の仮面を脱ぎ捨てたい衝動に駆られ始めている。
だが、このキスを今拒めば、二人の心に距離ができてしまうだろう…いや、これは澪奈のキスを甘受したいがための言い訳なのだろうか。
あれこれ考えている頭とは裏腹に、俺の体は澪奈のキスに、歓喜の声を上げている。
また、ついばむようなキスが唇に落ちた。二度、三度とそれは間を置いて繰り返された。
俺は目をとじたまま澪奈のキスを受けながら、眠気の靄が消え去った頭で、ぐるぐると様々な思いを巡らせた。
先ほど眠りにつく前、俺は「澪奈の父親代わりでいい」と決心したばかりだった。
なのに、澪奈のキスで、俺は早くも父親役の仮面を脱ぎ捨てたい衝動に駆られ始めている。
だが、このキスを今拒めば、二人の心に距離ができてしまうだろう…いや、これは澪奈のキスを甘受したいがための言い訳なのだろうか。
あれこれ考えている頭とは裏腹に、俺の体は澪奈のキスに、歓喜の声を上げている。

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