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ほしいままに
第31章 半年ののち
長いキスを交わしたあと、ベッドに体を投げ出した。
私を見下ろす将行さんの目に、不安の翳りがある。
「将行さん、私…」
───将行さんに最後に抱かれたあの日、愛する人に抱かれる感覚を初めて知ったの。
そう言おうとしたけど、将行さんに唇をそっと塞がれた。
私は彼の首に手を回し、彼と舌を絡め合わせる。
私を抱いてくれたあの時、将行さんのほうが戸惑っているのを感じた。
私が、ただ男の体を欲しているのか、それとも好きな相手と繋がりたいと思っているのか…将行さんは私の気持ちをはかりかねて、私の要求を、どう受け止めたらいいのか分からなかったんだと思う。
でも私はあのとき、大好きな将行さんと、一つになりたかった。
その想いがうまく伝えられなかったのは、全て、私のセックス依存のせい。
依存症が壁になって、将行さんと私の間に、どうしても越えられない壁のように立ちはだかっている感じがした。
そんな壁取っ払って、心から愛し合えたら。そう思った。
だから私は、セックス依存から抜け出そうと決心した。

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