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ほしいままに
第5章 私は、あれも欲しい(森川澪奈)✩
東条光琉。
なんてずるくて、嫌らしい男だろう。
こんな男なら、セクハラパワハラ課長の後藤将行のほうが、まだまし───。
頭ではそう思っている。
なのに私は今、賃貸契約を交換条件に、内見先の部屋で裸になって、東条光琉のものに突き上げられて大きな声で喘いでいる。がらんどうの部屋に私の声が響き、磨かれた床の上に私の体液がだらしなく池を作って湯気を立てている。
対面座位で向かい合って陰部をこすりつけ合い、東条光琉の恍惚感に浸る顔を見て、私は不思議と悪い気がしない。
───私の体、そんなにいい?
心の中で聞いている。

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