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ほしいままに
第1章 わたしはそれを拒めない
さっきまで王子様みたいな雰囲気だった東条光琉が、今は獲物を見つけた獣の顔をしている。
それでも、私が喉から手が出るほど欲している「契約」の二文字をちらつかされたら、条件というのを聞かずにはいられない。
「じ、条件というのは?」
私は恐る恐る光琉を見上げた。小柄な私に比べて、優に三十センチは大きい。逃げ出したい思いをこらえ、物件の資料や契約書を重ねた束を抱いて胸元を隠した。
「こっちに来て、持ってる書類、置いて」
光琉が顎でカウンターを指し示す。
私は震える顎で頷いて近づき、書類をキッチンカウンターに置いた。
それでも、私が喉から手が出るほど欲している「契約」の二文字をちらつかされたら、条件というのを聞かずにはいられない。
「じ、条件というのは?」
私は恐る恐る光琉を見上げた。小柄な私に比べて、優に三十センチは大きい。逃げ出したい思いをこらえ、物件の資料や契約書を重ねた束を抱いて胸元を隠した。
「こっちに来て、持ってる書類、置いて」
光琉が顎でカウンターを指し示す。
私は震える顎で頷いて近づき、書類をキッチンカウンターに置いた。

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