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ほしいままに
第9章 僕は真実をねじ曲げたい(香宗我部優)

「ちょっと、待ってよ澪奈ちゃん」

東条光琉が半笑いの表情で、森川澪奈を引き留めたが、彼女はまた深く一礼して振り返ると、駅に向かって走っていった。



「まあ、勤務時間中にホテルにいたの同期にばれたら、合わせる顔もないよな」
東条光琉は気まずそうな顔をわざとらしく作って、頬をかく。

「今日はまた、お客を紹介してほしいって相談されてたんだよ」
東条光琉は続けた。


「お前、彼女に紹介してるのか・・・あいつらを」

あいつら───。
それだけで東条光琉は誰を指しているのか分かったようだった。
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