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ほしいままに
第9章 僕は真実をねじ曲げたい(香宗我部優)
・・・ああ。好きだ。僕は森川澪奈が大好きだ。
だからこそ簡単に、そのような関係になだれ込むことはできないんだ。
なのに東条、お前は彼女のことを好きでもないのに、まるで性処理のための道具みたいに彼女を扱って・・・
「お前、最低だよ」
心の声がそのまま口を突いて出た。
「なあ香宗我部、お前が妬くことじゃないぜ?俺と澪奈ちゃんはお互いにヤリたくてやってるんだ・・・。体だけの割り切った関係なんだから」
東条光琉がそう言って僕と肩を組もうとした。が、僕は身をひるがえして東条光琉と距離を取った。
「もう森川澪奈とは会わないでくれ」
僕は言った。
不適切な営業行為のあっせんも、二人の愛のない肉体関係も、一刻も早くやめて欲しい。
「俺たちのことは、もう香宗我部には関係ないよ。お前が口出すことじゃない」
東条光琉が僕を突き離すように言った。
「…でも、最初に彼女を引き合わせたのは僕だ。口を挟む権利はある」
「じゃあ・・・この不適切な営業行為の責任は、お前にあると認めるんだな?」
その東条光琉の言葉に、僕の背筋が凍りついた。

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