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ほしいままに
第9章 僕は真実をねじ曲げたい(香宗我部優)
これはそもそも、僕が蒔いた種なのだ。
営業所で一人、他の社員たちに土下座する自分の姿を想像し、戦慄が走った。
「なあ香宗我部。ここは、自分は何も知らないってことにしといた方が得策だと思うよ。お前は無関係なんだよ」
無関係───?
その言葉が、僕の怒りに火をつけた。
僕は関係ある。森川澪奈が今の状況に陥るきっかけを作ったのは、他でもない僕だ。
彼女の運命に深くかかわっている僕が、無関係だなんて、絶対にありえない。
しかし同時に、この不適切な営業行為への関与を認めることへの恐怖が、僕を襲った。
二人からつまはじきにされ、蚊帳の外に追い出された屈辱と怒り。
森川澪奈の不適切な営業行為にかかわったことが露呈し、会社での立場が危うくなる恐怖。
二つの感情の間で揺れる僕と、東条光琉の間に、沈黙が落ちる。
怒りに震える拳を押さえながら、僕はやっと口を開いた。
「ああ。そうだな。お前が言う通り無関係な立場だ。だから僕はもう、一切関与しないよ」
そう言い捨てて、くすくす笑う東条を置き去りにし、駅へと急いだ。
森川澪奈は、東条光琉と共謀して不適切な営業行為に手を染めた。
そこに僕は無関係だ。一切関与していない。
ならば僕は───。
二人を告発してやる。
営業所で一人、他の社員たちに土下座する自分の姿を想像し、戦慄が走った。
「なあ香宗我部。ここは、自分は何も知らないってことにしといた方が得策だと思うよ。お前は無関係なんだよ」
無関係───?
その言葉が、僕の怒りに火をつけた。
僕は関係ある。森川澪奈が今の状況に陥るきっかけを作ったのは、他でもない僕だ。
彼女の運命に深くかかわっている僕が、無関係だなんて、絶対にありえない。
しかし同時に、この不適切な営業行為への関与を認めることへの恐怖が、僕を襲った。
二人からつまはじきにされ、蚊帳の外に追い出された屈辱と怒り。
森川澪奈の不適切な営業行為にかかわったことが露呈し、会社での立場が危うくなる恐怖。
二つの感情の間で揺れる僕と、東条光琉の間に、沈黙が落ちる。
怒りに震える拳を押さえながら、僕はやっと口を開いた。
「ああ。そうだな。お前が言う通り無関係な立場だ。だから僕はもう、一切関与しないよ」
そう言い捨てて、くすくす笑う東条を置き去りにし、駅へと急いだ。
森川澪奈は、東条光琉と共謀して不適切な営業行為に手を染めた。
そこに僕は無関係だ。一切関与していない。
ならば僕は───。
二人を告発してやる。

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